【日本保険薬局協会】首藤会長、リフィル処方箋導入「こんなに早いと思っていなかった」

【日本保険薬局協会】首藤会長、リフィル処方箋導入「こんなに早いと思っていなかった」

【2022.01.13配信】日本保険薬局協会は1月13日に定例会見を開いた。この中で記者からリフィル処方箋の制度設計に関しての要望を聞かれると、首藤正一会長は「こんなに早く導入されると思っていなかった。協会内でリフィル処方箋に関して協議したことはない。詳しい制度が分かってからの議論になると思う」と話し、率直な驚きを示した。一方で、「日本薬剤師会の山本信夫会長が表明している通り、薬剤師の役割や責任は大きくなると思うので、協会としても講習などを通して会員を支援したい」と話した。


地域体制加算要件の見直しは歓迎、「薬局の努力で満たせる要件に」

会見では、リフィル処方箋など、次期調剤報酬改定に関する質問が相次いだ。

 リフィル処方箋導入が決まったことへの見解を問われると、首藤会長は、「詳しい制度設計が見えていない」として、詳細なコメントはできないとした。一方で、「(日本薬剤師会の)山本(信夫)会長のコメントのように、薬剤師にとって長年の課題だったと思う。実現することによって薬剤師の役割や責任も大きくなると思うので、協会としても講習会などを通じて、会員を支援したい」とした。

 また、「これから制度設計が進むリフィル処方箋について、制度のあり方など、要望は」との質問が出ると、首藤会長は「協会内でリフィル処方箋について協議したことがない」と話し、「詳しい制度が明らかになってからの議論になると思う」と重ねて説明した。「こんなに早い時期に導入になるとは思っていなかった」と驚きを隠さなかった。

 +0.08%となった調剤報酬の改定率についても、同様に「細かな数字が出てからのコメントになる」との考えを示した。ただ、多店舗企業への引き下げや敷地内薬局の引き下げについては「これまでもご説明してきたように、強い憤りを感じていることは変わりない。薬局の機能に応じた評価があるべきだ」とした。

 また、地域支援体制加算の要件の見直しについては、「財政審でも地域連携薬局の基準に合わせるべきという意見があった。地域連携薬局の要件のほうが基準としては妥当なのではないかと思っているので、それに近づくのであれば歓迎したい」とした。

 協会では麻薬や夜間・休日対応などの地域支援体制加算の要件について、「薬局の努力で満たせないものがある」として改善を要望してきた。例えば麻薬の取り扱いの体制整備はできても、近隣にその患者や処方がそもそもないと、実績要件が満たせないことがある。夜間・休日対応についても同様で、薬局が体制を整えていても患者自体がいない場合など、地域事情によって実績要件が満たせないことがある。協会では、「薬局の努力で算定できる要件にしていただくことを要望してきた」と説明した。

この記事のライター

関連する投稿


【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に係る保険薬局への影響」の調査結果を公表した。在宅分野では、在宅薬学総合体制加算2の算定率が22.1%から3.3%へ大きく低下した。


【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「穿刺血を用いる検査薬のOTC化等に関する要望書」を厚生労働省 医薬局長宛に提出したことを説明した。


【厚労省】調剤報酬改定疑義解釈「その10」発出/かかりつけ薬剤師フォローアップ加算についてなど

【厚労省】調剤報酬改定疑義解釈「その10」発出/かかりつけ薬剤師フォローアップ加算についてなど

【2026.07.17配信】厚生労働省は7月17日、令和8年度調剤報酬改定の疑義解釈「その10」を公表した。


【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【2026.06.11配信】日本保険薬局協会は6月11日、定例会見を開いた。この中で「調剤報酬等に係る解説」を作成したことを報告。協会正会員限定への提供とすることで、協会会員のメリットも訴求したい考え。


【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【2026.06.04配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングス(代表取締役社長:松井秀正氏)は6月4日、6月16・17日に開催を予定している「2026秋冬カテゴリー提案商談会」の事前説明会を開催した。今回の調剤報酬改定で新設された「門前薬局等立地依存減算」(調剤基本料の15点マイナス)を取り上げ、減算に備える売り場充足を提案するとした。


最新の投稿


【OTC類似薬】負担対象であることを処方箋に記載/厚労省が院外処方のフロー提示

【OTC類似薬】負担対象であることを処方箋に記載/厚労省が院外処方のフロー提示

【2026.08.26配信】厚生労働省は8月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。この中で、OTC類似薬の一部保険外療養の実務フロー(院外処方の場合)を提示した。別途の負担の対象であることを処方箋に記載する。制度が複雑化しないよう、OTC類似薬の一部保険外療養に該当する場合は、長期収載品の選定療養の特別の料金は求めないこととする方向。


【パブコメ】外用剤と総合感冒薬を除くロキソプロフェン指定2類移行で

【パブコメ】外用剤と総合感冒薬を除くロキソプロフェン指定2類移行で

【2026.08.26配信】厚生労働省はロキソプロフェンを含有する一般用医薬品の指定2類移行についてパブコメを開始した。外用剤及びかぜの諸症状を緩和する ことを目的とするものを除くものが対象。


【ローソン】オンライン診療受診施設の設置へ/郊外団地モデル1号店で計画、店内には薬局も

【ローソン】オンライン診療受診施設の設置へ/郊外団地モデル1号店で計画、店内には薬局も

【2026.08.25配信】ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信氏)は8月4日、KDDIとともに、独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅高幡台団地(所在地:東京都日野市)において、店舗を拠点に世代を超えて誰もが安心して楽しく暮らせるマチづくり構想“ハッピーローソンタウン”の集合住宅型1号店として、「ハッピーローソンタウン日野高幡台店」をオープンしたと公表した。よろず相談を受けるほか、薬局も擁し、今後は近隣地でオンライン診療受診施設の設置も予定しているという。オンライン診療受診施設は医療法改正で新設されたもの。


【認定エッセンシャルサービス制度】経産省が開始に際してセミナー開催、薬剤師会にも参加要請

【認定エッセンシャルサービス制度】経産省が開始に際してセミナー開催、薬剤師会にも参加要請

【2026.08.25配信】経済産業省は9月、「認定エッセンシャルサービス制度活用セミナー」を各地で開催する。薬剤師会を通じて参加要請も行っている。


【四病院団体協議会】税制改正要望を提出/「診療報酬に加え税制支援策不可」

【四病院団体協議会】税制改正要望を提出/「診療報酬に加え税制支援策不可」

【2026.08.25配信】四病院団体協議会は8月21日、上野賢一郎厚生労働大臣宛に「令和9年度税制改正要望の重点事項」を提出した。地域医療を維持するためには診療報酬による対応に加え、税制を含めた支援策の充実が不可欠としている。


ランキング


>>総合人気ランキング