日本チェーンドラッグストア協会は公表済みの「2020年度JACDS実態調査結果」から、「ドラッグストアにおける調剤の動向」を精査した。
その結果、ドラッグストアにおける調剤額は1兆693億円で、はじめて1兆円を超えた。
前年伸長率は+9.0%で、昨年伸び率の+10.7%から圧縮されたようにみえるが、実際はコロナ禍による受診抑制で調剤医療費全体が前年割れするのではないかとの見方が強い中での+9.0%は大きな伸びであり、調剤市場でのドラッグストア業界の存在感の大きさを示した結果となった。
市場シェアについては、現時点で2020年の調剤医療費の総額が厚労省から公表されていないため、正確な算出ができない。直近で公表されている2019年度の調剤医療費は7兆7464億円であり、そこから算出されるシェアは13.8%。
前述したように2020年度の調剤医療費は前年割れする可能性があるため、仮に市場が7兆5000億円となればシェアは14%以上となる計算だ。
JACDS会長の池野隆光氏は、「今後もドラッグストアの調剤は伸びていくと思う」との感触を示した。
理由は薬剤師採用がしやすくなったことも一因。
「コロナ禍の受診抑制により門前薬局から面であるドラッグストア調剤へ中途薬剤師採用が流れてきており、ドラッグストアの調剤併設がしやすくなっている。現在、調剤併設がどんどん進んでいる」と、今後、さらに調剤市場においてドラッグストア存在が大きくなっていくとの見通しを示した。
【ドラッグストア協会】ドラッグストアにおける調剤が初の1兆円超え/シェアは14%以上か
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