池野会長「ショーを成長要因を飛躍させるメモリアルイベントにする」
開会挨拶で池野会長は、脱炭素社会が大きなテーマになっている中、「加盟社とともに、社会問題に取り組むドラッグストアの姿を見せていきたい」と語った。
ドラッグストアショー内では、19日15:00〜(一般デイ)、「ドラッグストア×SDGs」をテーマにセミナーを開催する予定。池野 隆光 氏(一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会会長)や塚本 厚志 氏(SDGs推進委員長)が登場するほか、小泉進次郎環境大臣がビデオメッセージを送る。
また、池野会長は、新型コロナウイルス感染症拡大下で、マスクや消毒薬の販売のみならず、ドラッグストアは感染予防策の啓発等で役割を果たし、これが今後の成長要因になっていくとの見方を示した。その上で、そういった姿を伝え、それらを大きく飛躍させる意味でも「ドラッグストアショーをメモリアルイベントにする」と意欲を語った。

JACDS会長の池野隆光氏
江黒実行委員長「より信頼されるドラッグストアを実現していく」
続いて挨拶したドラッグストアショー実行委員長の江黒太郎氏は、「時間的・距離的な制限から解放されることがオンライン開催の大きなメリット」と強調し、全国から多くの参加をいただけるよう、改めて促した。
コロナ禍で新しいライフスタイルが求められる中、「ドラッグストアは生活基盤として、健康ステーションとして大きな信頼を勝ち得たと考えている」と話し、「こうした信頼をドラッグストアショーの中でも表現し、より信頼されるドラッグストアを実現していく」と方針を述べた。

ドラッグストアショー実行委員長の江黒太郎氏
出展社を代表して花王の長谷部佳宏社長が登壇
出展社を代表して挨拶した花王の長谷部佳宏社長は、「コロナ禍だけでなく、新たな感染症や未知の疾患に対して準備をしていかなければならない」とし、そこに向けて「ドラッグストアは大きな力になる」と指摘。製造側も協力して推進していきたいとの考えを示した。
さらに、環境問題にともに取り組む意義の大きさを強調。
「日本はゴミ排出世界第2位の国だ。この状況は厳しい批判を受けることになる可能性がある一方で、循環型社会を築ければ世界へのインパクトも大きい。地域との絆を築けるドラッグストアと我々が取り組むことで循環型社会の手本となっていきたい」と展望を語った。

花王の長谷部佳宏社長