日本チェーンドラッグストア(JACDS)は9月15日に会見を開き、来年3月に実施される「第21回JAPANドラッグストアショー」実行委員長である江黒太郎氏(クスリのマルエ社長)が、今年の実施について説明した。
江黒氏は、これまで12万人が来場してきたドラッグストアショーがバーチャル開催されることについて、「わが国で史上初の規模のバーチャルイベントとなる」と意義を強調。場所の概念がなくなることで全国各地や海外からも参加がしやすく、長い期間の開催もできるなど、バーチャルの良さを生かした開催にしていく考えを示した。
さらに、バーチャルとリアル店舗を融合した取り組みに意欲を見せ、「例えばリアル店舗に掲げたポスターのQRコードからドラッグストアショーに参加いただいたり、逆に、ドラッグストアショーから各社の店舗へのお客さまの来店につながったりする形になればよいと考えている」と話した。
出展社のメリットに関しては、「現在、ドラッグストア加盟社企業各社と商談の時間が設けられるようなプランも検討している」と話した。
なお、ドラッグストアショーは、商談を目的とする「ビジネスデー」が2021年3月17日(水)、18日(木)。「一般デー」は3月13日(土)~21日(日)に開催される予定。
江黒氏は、「この機会を一つのチャンスと捉え、チャレンジしていきたい」と抱負を語った。
さらに記者から多言語化対応について質問が出ると、江黒氏は「コストとの兼ね合いや、出展内容が直前に決まる企業さんもあるなど事情もあるが、前向きに検討していきたい」と話した。
「第21回JAPANドラッグストアショー」の概要明らかに! 国内最大級規模のオンラインイベントの成功に期待
https://www.dgs-on-line.com/articles/355【2020.09.09配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、2021年3月に開催を予定している「第21回JAPANドラッグストアショー」に関して、初めてとなる出展者説明会を開催し、その概要が明らかになった。JACDSとして初となるオンラインによる開催が公表されていたため、関心が高まっていた。第19回には12万6000人超が参加しており、オンラインでの国内最大規模のイベントの成功に注目が集まる。