ツルハ、ロート製薬と共同開発した日本初の機能性表示食品のあんぱん発売

ツルハ、ロート製薬と共同開発した日本初の機能性表示食品のあんぱん発売

【2020.08.25配信】ツルハホールディングスは、ロート製薬などと共同開発した日本初の機能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」を発売する。食品の取り扱いを行う北海道、青森県、秋田県、岩手県のツルハドラッグにて本品は 2020年9月1日より、販売する。中性脂肪の上昇を抑えるはたらきがあることが分かっている グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含有している。原材料に北海道産の小麦と小豆を使用。美味しさが長持ちする「ロングライフパン」となっている。価格はオープン。


【2020.08.25配信】
 ツルハホールディングスは、ロート製薬などと共同開発した日本初の機能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」を発売する。食品の取り扱いを行う北海道、青森県、秋田県、岩手県のツルハドラッグにて本品は 2020年9月1日より、販売する。中性脂肪の上昇を抑えるはたらきがあることが分かっている グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含有している。
 原材料に北海道産の小麦と小豆を使用。美味しさが長持ちする「ロングライフパン」となっている。価格はオープン。

 共同開発したのは、ツルハホールディングスとロート製薬のほか、エムジーファーマと日糧製パン。

 エムジーファーマはロート製薬のグループ会社で、中性脂肪の上昇を抑えるはたらきがあることが分かっている 「グロビンペプチド(METAP)」を研究している。METAPはバリン-バリン-チロシン-プロリン(VVYP)のテトラペプチドを含んだペプチド混合物。METAPをを配合した特定保健用食品の「ナップル」シリーズなどの開発も行ってきた。

 食品で顧客の健康を支える方向を検討していたツルハホールディングスと食品の開発がスタート。日常的に食べる食品の中でも、パンは手軽に食べられることができて生活に取り入れやすいとの考えから、北海道生まれの企業である日糧製パンの協力のもと、北海道産にこだわった小麦や小豆を使った同品の開発に至った。
 
 同品の販売エリアの健康課題として、肥満度の判定に用いられる BMI(Body Mass Index)が高いということがある。「体格(BMI)及び生活習慣に関する都道府県の状況」調査によると、男性(20歳~69歳)のBMI平均値23.8に対し、青森県24.5、岩手県24.4、秋田県24.1、北海道24.0 と高いことが分かっている。また、女性(40 歳~69 歳)の BMI 平均値 22.6 に対しても、青森県23.2、秋田県22.8、岩手県22.6 と北東北地域では高くなっている。
 
 食事で取り入れたエネルギーの余剰分が中性脂肪となって内臓周辺に蓄積すると、生活習慣病の原因でもある内臓脂肪型肥満を引き起こすため、健康づくりにおいて肥満の予防・対策が重要と考えられている。

商品名は「北海道産小麦のつぶあんぱん」。価格はオープン

この記事のライター

関連する投稿


【ツルハHD】中間決算発表を延期/会計監査人から「誤謬」指摘で

【ツルハHD】中間決算発表を延期/会計監査人から「誤謬」指摘で

【2024.12.19配信】ツルハホールディングスは12月19日、2025 年2月期第2四半期決算発表の延期を公表した。過年度の連結財務諸表に関する誤謬が存在する可能性が判明したとしている。


【レデイ薬局】白石社長を解任/酒気帯び運転の検挙で

【レデイ薬局】白石社長を解任/酒気帯び運転の検挙で

【2024.11.14配信】ツルハホールディングスは11月14日開催の同社取締役会及び同社連結子会社である株式会社レデイ薬局(本社:愛媛県松山市)の臨時株主総会において、同社執行役員でレデイ薬局代表取締役社長である白石明生氏の取締役解任に関する決議を行った。、同日付で両社の役員を解任した。


【ウエルシアHD池野会長】ツルハHDとの統合「早く進めるのがよい」

【ウエルシアHD池野会長】ツルハHDとの統合「早く進めるのがよい」

【2024.05.10配信】ウエルシアホールディングスの代表取締役会長兼社長を務める池野隆光氏は5月10日、都内の会合で、ツルハホールディグスとの統合について触れ、「早く進めるのがよいと思っている」と述べた。同社の取引先を交えた会合「ウエルシアホールディングス共栄会」の総会で挨拶したもの。


【機能性表示食品】見本となった米国ダイエタリーサプリメント制度ではGMP義務/コンサル企業が調査レポートリリース

【機能性表示食品】見本となった米国ダイエタリーサプリメント制度ではGMP義務/コンサル企業が調査レポートリリース

【2024.04.17配信】小林製薬の「紅麹」を含む健康食品の健康被害問題で、機能性表示食品制度の在り方についても議論になっている。健康食品関連のコンサルティングを行う企業がこのほど調査レポートをリリースし、見本となったとされる米国のダイエタリーサプリメント制度ではGMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)が義務であるなどの制度の違いを解説した。


【“紅麹問題”】販売店の関与はどこまで?/生かされていない販売記録

【“紅麹問題”】販売店の関与はどこまで?/生かされていない販売記録

【2024.04.09配信】小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメント摂取後の健康被害問題は、いまだ拡大している。こうした中、回収対象品目の1つである「紅麹コレステヘルプ」の販売事業者の1つとして想定されるドラッグストアなどでは、どこまで被害拡大防止に寄与しているのだろうか。


最新の投稿


【OTC“自動販売機”】龍生堂本店で実証開始/大正製薬のサンドボックス制度

【OTC“自動販売機”】龍生堂本店で実証開始/大正製薬のサンドボックス制度

【2025.03.19配信】大正製薬株式会社(本社:東京都豊島区 社長:上原 茂氏)]は、ショッピングモールの薬局内にIoT(Internet of Things:モノのインターネット)化されたOTC販売機を設置し、第1類医薬品を含む一般用医薬品を販売する実証を、3月下旬(予定)より開始すると公表した。


【長期品の選定療養】「同一性への固執」による「医療上の必要性」認める

【長期品の選定療養】「同一性への固執」による「医療上の必要性」認める

【2025.03.18配信】厚生労働省は3月14日、「長期収載品の処方等又は調剤の取扱いに関する疑義解釈資料の送付について(その4)」を発出した。


【長期品の選定療養】患者が負担する「特別の料金」、医療費控除の対象/厚労省疑義解釈

【長期品の選定療養】患者が負担する「特別の料金」、医療費控除の対象/厚労省疑義解釈

【2025.03.18配信】厚生労働省は3月14日、「長期収載品の処方等又は調剤の取扱いに関する疑義解釈資料の送付について(その4)」を発出した。


【渡嘉敷奈緒美・元衆議院議員】次期衆院選へ出馬へ

【渡嘉敷奈緒美・元衆議院議員】次期衆院選へ出馬へ

【2025.03.16配信】渡嘉敷奈緒美・元衆議院議員が、3月15日に開かれた日本薬剤師会臨時総会で挨拶した。


【日本薬剤師会】上野清美氏が専務理事に就任

【日本薬剤師会】上野清美氏が専務理事に就任

【2025.03.16配信】日本薬剤師会の専務理事に上野清美氏が就任した。