【マツキヨココカラ】調剤アプリを刷新/売り場機能とも連携しシームレスなサービス体験

【マツキヨココカラ】調剤アプリを刷新/売り場機能とも連携しシームレスなサービス体験

【2024.11.06配信】株式会社マツキヨココカラ&カンパニー(本社:東京都文京区、代表取締役社⾧:松本清雄氏)は、11月末(予定)よりマツキヨココカラ公式アプリ(以下公式アプリ)のバージョンアップ(調剤サービス機能増加) および ②調剤店舗におけるデジタル化にあわせて、調剤のデジタルサービス「マツキヨココカラ Me」を開始する。


 公式アプリにおけるデジタルを活用した調剤サービス「マツキヨココカラ Me」は、公式アプリ内の調剤サービスメニューから、お薬の受け取りや管理がより便利となる各種機能を搭載した。同社グループのドラッグストアのサービスから調剤薬局のサービスまで、一貫したシームレスなサービス体験を得ることができるとしている。加えて、既存の公式アプリのサービスと連携したサービスを受けることも可能。

 各種機能は以下の通り。
1)シームレスなサービス体験の提供
 公式アプリ内の機能を刷新したことにより、スマホ上で何度も個人情報を打ち込むことなくスムーズに調剤サービスを利用することができる。既存の公式アプリの機能である様々なドラッグストアで提供しているサービスも調剤サービス「マツキヨココカラMe」と連携し、シームレスなサービス体験を提供する。今後も、顧客に対して、ドラッグストアだけでなく調剤薬局のサービスも掛け合わせた独自のトータルヘルスケアサービスを順次拡大し提供していく予定。
2)処方せん送信機能・呼び出し通知機能
 医療機関の受診後、薬局へのご来局前に公式アプリの調剤サービスメニューから処方せんを撮影して送信することで、待ち時間を短縮できる機能。薬の準備ができたらアプリプッシュ通知やメールで呼び出す。薬局内で待つ必要がなく、薬ができるまでの時間を有効に活用できる。
3)電子お薬手帳機能
 紙のお薬手帳の代わりに公式アプリでお薬の調剤履歴を確認・薬局へ提示できる機能。同社グループのどの薬局でも調剤されたお薬が自動で登録されるだけでなく、ほかの薬局でもらった薬や市販の薬も二次元コードやバーコードを利用者自身で読み取って簡単に登録できる。家族の薬もまとめて管理でき、家族間での共有も可能。

 次に、調剤店舗におけるデジタルを活用した調剤サービス「マツキヨココカラ Me」の概要は以下の通り。処方せんを持って直接来局する場合も、公式アプリを活用するとよりスムーズに薬を受け取れる。

1)お薬の準備状況確認・呼び出し通知
 薬局で処方せんを受付する際に渡す番号つき二次元コードを読み取ると、店舗の外でも薬受け取りの準備状況を確認することができる。さらに公式アプリを持っている場合は、必要な情報を登録するだけで薬の準備完了通知を受け取ることができるため、処方せんの受付後は買い物や休憩など、薬局店舗の外で自由に過ごせる。
2)服薬質問票のオンライン回答
 薬局で渡す二次元コードを読み取ると、オンラインで薬の服用に関する質問票に回答できる。一度オンラインの質問票に回答すると、同社グループのどの薬局を利用しても受付時に発券された二次元コードを読み取るだけで質問票への回答を省略できる(利用には公式アプリへの会員登録が必要)。回答した内容については薬剤師が確認する。

この記事のライター

関連する投稿


【マツキヨ】カスハラ方針策定/合理的な解決ない場合は「以降の入店断ることも」

【マツキヨ】カスハラ方針策定/合理的な解決ない場合は「以降の入店断ることも」

【2024.09.30配信】マツキヨココカラ&カンパニー(本社:東京都文京区、代表取締役社⾧:松本清雄氏)は9月27日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定、公表した。従業員の人権を尊重し、安全で働きやすい環境づくりが目的。合理的な解決が困難な場合は、以降の入店・利用を断ることがあるとしている。


【マツキヨココカラ&カンパニー人事】代表取締役の異動

【マツキヨココカラ&カンパニー人事】代表取締役の異動

【2023.02.14配信】マツキヨココカラ&カンパニーは2月14 日開催の取締役会において、2023年4月1日付で、同社代表取締役の異動などについて、決議したと公表した。


【マツキヨココカラ】ブランド評価で国内ドラッグストア1位に/「マツモトキヨシ」ブランドで

【マツキヨココカラ】ブランド評価で国内ドラッグストア1位に/「マツモトキヨシ」ブランドで

【2022.03.09配信】マツキヨココカラ&カンパニーが展開する「マツモトキヨシ」は、グローバルに展開される日本発のブランド価値評価ランキング 『Best Japan Brands 2022』において第 82 位にランクインした。日本のドラッグストアとして ナンバーワンブランドの評価。同ランキングは世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社が行っているもの。


【統合後初の月次】マツキヨココカラ&カンパニー、10月月次は全店+1.0%、既存店-3.8%/グループ店舗数3305店舗、うち調剤実施店舗831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)

【統合後初の月次】マツキヨココカラ&カンパニー、10月月次は全店+1.0%、既存店-3.8%/グループ店舗数3305店舗、うち調剤実施店舗831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)

【2021.11.22配信】マツキヨココカラ&カンパニーは11月19日、統合後初の月次業績となる10月月次を公表した。10月月次の売上は、全店(前年同月比)+1.0%、既存店-3.8%だった。10月末グループ店舗数は3305店舗で、うち調剤実施店舗は831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)となった。


【マツキヨココカラ】メディセオとSDGs取り組み/受発注減によるCO2削減など

【マツキヨココカラ】メディセオとSDGs取り組み/受発注減によるCO2削減など

【2021.10.29配信】マツキヨココカラ&カンパニーは、2021年10月からメディパル ホールディングス子会社のメディセオと、「持続可能な社会を実現するための新たな医療用医薬品流通最適化モデル構築の取り組み」を開始した。受発注減によるCO2削減のほか、従業員の生産性向上、働き方改革などに取り組む。


最新の投稿


【厚労省_令和6年度医薬品販売制度実態把握調査】“濫用薬”販売方法で改善みられる

【厚労省_令和6年度医薬品販売制度実態把握調査】“濫用薬”販売方法で改善みられる

【2025.08.26配信】厚生労働省は8月22日、「令和6年度医薬品販売制度実態把握調査」の結果を公表した。同調査は、薬局・店舗販売業の許可を得た店舗が医薬品の販売に際し、店舗やインターネットで消費者に適切に説明を行っているかどうか等について調べたもの。令和6年度の調査は、前年度に引き続き一般用医薬品のインターネットでの販売状況や要指導医薬品の店舗での販売状況を含めた調査を実施した。


【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【2025.08.19配信】スギホールディングス株式会社は8月19日、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開する株式会社セキ薬品の株式(3万7929株、持株比率 34.8%)を取得し、持分法適用会社とすることについて決定し、同日、株式譲渡契約を締結したと公表した。


【薬局DXコンソーシアム】病院が新たに加盟/社会医療法人 仁厚会

【薬局DXコンソーシアム】病院が新たに加盟/社会医療法人 仁厚会

【2025.08.19配信】薬局DXコンソーシアムに病院が加盟した。社会医療法人 仁厚会が会員となった。


【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【2025.08.08配信】日本薬剤師会が公表した「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」。このうちの1つの事項である「地域の医薬品情報の把握・共有の取組」。この実践へ向けて情報共有のためのシステム選定の動きも活発化してきた。こうした中、メディカルシステムネットワーク(MSNW)では、もともと地域薬剤師会と共に開発を進めてきた「LINCLEちいき版」の提案を強化している。すでに10以上の都道府県薬剤師会への提案を進行中だという。


【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【2025.08.08配信】厚生労働省はこのほど、保険調剤「確認事項」(令和7年度改訂版)を公表した。2枚処方箋を受け付けることにより、投薬期間上限を超えるなどの不適切事例を指摘している。