すでに5月17日の定例会見で、池野会長は退任を表明。「協会が変わる時期。5年間、会長を務めたが良かったこと悪かったこと、いろいろあった」と振り返ったうえで「新しい時代に沿った形にもっていかなければいけない。今までのやり方を変える必要がある」と語り、次世代にバトンを託す意向を示していた。
塚本新会長は1962年寅年生まれの61歳。1985年に明治薬科大学を卒業し、セイジョーに入社。1996年に同社取締役支店部長に就き、1999年には取締役営業部長に、2002年に代表取締役社長に就任した。2008年にはココカラファイン代表取締役社長となり、2021年の統合新社・マツキヨココカラ&カンパニーの代表取締役副社長に着任している。
業界評は「有能かつ老獪な側面も持つビジネスマン」。現在は厚生労働省の「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」に、ドラッグストア協会理事の立場から委員として参加し、意見を発している。
ドラッグストア協会は、2022年度調剤報酬改定では〝大手叩き〟の調剤基本料大幅減額をモロに受け、24年度改定では敷地内薬局一律減算を〝政治力〟で回避したものの26年度改定に向け〝火種〟が燻る。また、現在進行形の改正薬機法議論では濫用薬の販売方法など、業界として看過できない事案が目白押しだ。こうした難題に対して、塚本新体制で臨むこととなる。
新会長を支える副会長の布陣も一新する。留任する根津副会長以外では新たに、森信氏(ドラッグストアモリ会長)、平野健二氏(サンキュードラッグ社長兼CEO)、関口周吉氏(龍生堂本店社長)、横山英明氏(コスモス薬品社長)、亀ヶ谷博之氏(カメガヤ社長)、貞方宏司氏(サンドラッグ社長)らを選任する模様だ。全員、理事からの昇格となる。一方、中澤一隆専務理事は退任し、留任する田中浩幸事務総長が専務ポストを兼務する予定。経営者団体としてもっとも重要な事務方体制に関しては、刷新どころかマイナスで、新体制として課題を残す。
(6月10日付け「ドラビズfor Pharmacy」より)
■「ドラビズfor Pharmacy」試読申込・詳細
https://www.dgs-on-line.com/boards/5
【ドラッグストア協会】新会長にマツキヨココカラ塚本副社長/副会長も若返りへ
【2024.06.12配信】日本チェーンドラッグストア協会は次期執行部体制を固めた。12日の総会で正式に決定し、公表する。2019年からの5年間、会長を務めた池野隆光氏(ウエルシアホールディングス会長)は勇退し、マツキヨココカラ&カンパニーの塚本厚志副社長と交代する予定だ。さらに副会長も、ぱぱすの根津孝一会長以外は全員が退任。一気に若返りを図り、組織体制を一新する。( 医薬コラムニスト/ジャーナリスト 玉田慎二)
関連する投稿
【松本清雄氏】ドラッグストア協会・次世代部会の展望にコメント
【2026.06.15配信】日本チェーンドラッグストア協会は6月15日、総会後の会見を開いた。この中で松本清雄氏(マツキヨココカラ&カンパニー代表取締役社長)が協会の次世代部会についてコメントした。
【チェーンドラッグストア協会】“門前減算”、「2年後に撤廃も検討」と受け止めている
【2026.03.25配信】日本チェーンドラッグストア協会は3月25日に定例会見を開いた。この中で副会長の横山英昭氏(コスモス薬品代表取締役社長)は、協会と厚労省との調剤報酬改定に関する話し合いの進捗についてコメントした。
【チェーンドラッグストア協会】デジタル通貨の研究分科会設置/決済手数料の逓減目指す
【2026.03.25配信】日本チェーンドラッグストア協会は3月25日に定例会見を開いた。この中でデジタル通貨の研究、検討を行う分科会を設置すると説明した。決済手数料の逓減を目指す。
【2026.02.23配信】日本チェーンドラッグストア協会は2月20日に会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に対する見解」を公表、説明した。
【2026.01.21配信】日本チェーンドラッグストア協会は1月21日に定例会見を開いた。
最新の投稿
【総合メディカル】大阪市の薬局が行政処分/処方箋がない状態で処方箋医薬品を交付
【2026.07.21配信】総合メディカルは7月21日、同社店舗に対する行政処分があったとし、「お詫びと今後の対応」を公表した。
【骨太方針_閣議決定】「健康増進に資する薬局機能及び薬剤師の果たす役割の強化」入れ込む
【2026.07.21配信】政府は7月21日、骨太の方針を閣議決定した。薬局、薬剤師に関しては、「地域住民の健康増進に資する薬局機能及び薬剤師の果たす役割の強化」との文言を入れ込んだ。
【規制改革実施計画_閣議決定】「一包化を行わない調剤の外部委託」、特区で速やかに開始を
【2026.07.21配信】政府は7月21日、規制改革実施計画を閣議決定した。「一包化を行わない調剤の外部委託」について、実証を国家戦略特区において速やかに開始するとした。
【厚労省】調剤報酬改定疑義解釈「その10」発出/かかりつけ薬剤師フォローアップ加算についてなど
【2026.07.17配信】厚生労働省は7月17日、令和8年度調剤報酬改定の疑義解釈「その10」を公表した。
【厚労省】特定共同指導・共同指導(薬局)における主な指摘事項を公表/令和7年度
【2026.07.17配信】厚生労働省は7月17日、「令和7年度 特定共同指導・共同指導(薬局)における主な指摘事項」を公表した。