フォーラムで薬経連理事の福田幸彦氏は、「調剤報酬新築プロジェクトからの提言」と題して講演した。
講演の中で福田氏は解剖治療化学分類であるATCコードの変更調剤への活用を拡大することを提案した。
福田氏は、現在、地域ごとに事前プロトコルが設けられているものの、広域処方箋などもあり、地域だけでのプロトコルにも限界があると指摘。医療DXを踏まえ、「事前プロトコルをある程度、制度化にもっていっていただけたら」と要望した。
具体的には解剖治療化学分類であるATCコードの活用を挙げた。
これまで医薬品の供給問題で、変更調剤の依頼で実績も挙がってきているとした。
臨時的継続調剤「エマージェンシーコネクト」にも活用できるほか、軽医療における継続販売などの途も指摘した。そのほか医薬品の在庫の効率化にもつながるとした。

【保険薬局経営者連合会】ATCコードによる変更調剤活用を提案
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