この中でヒアリングに臨んだ日本薬剤師会理事の有澤賢二氏は、資料の中で健康サポート薬局における取り組みなどを紹介。
脳内・血管・肌・骨年齢測定、認知症簡易テストなどを行っている「健康フェア」といった取り組みが行われているとした。
受診勧奨による早期治療に繋がった事例としては、薬局に数年来、買い物(医薬品)や処方箋を持参している80代(女性)方の様子に6カ月ほどの期間で異変が進行。家族に連絡して物忘れ外来に紹介、認知症初期状態の診断があり、介護認定を受け早い段階でサポート体制構築が確立した事例を紹介した。健康サポート薬局における対応としては、日中は独居のため昼間の見守り体制構築のための情報共有と連携を行った。これらは北海道薬剤師会の取り組み。
薬局・薬剤師は、認知症についての様々な制度・事業、相談窓口等に繋ぐことができるとした。
そのほか、認知症の方を支えるために必要な取り組みとしては4点を指摘。
1つは「地域の多職種の職能の有機的な連携の推進」、2つ目は「予防に係る取組の強化」。認知症予防については、一次予防(運動不足の改善、生活習慣病予防、介護予防や健康増進事業との連携)、二次予防(健康相談などをきっかけにした早期発見)のほか、三次予防(進行の予防、進行遅延)についても薬剤師・薬局の関与により効果が期待できるとした。
3つ目は「地域の専門職の活用・機能の発揮」。4つ目は「理解の促進、人材育成(認知症対応力向上研修等)」だ。
【日本薬剤師会】内閣官房「認知症会議」で健康サポート薬局の取り組み紹介
【2024.05.08配信】内閣官房は5月8日、「認知症施策推進関係者会議(第2回)」を開催した。
関連する投稿
【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み
【2025.12.23配信】日本薬剤師会は12月23日に定例会見を開き、日本薬剤師会の全国会員数調査報告について報告した。
【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」
【2025.12.03配信】日本薬剤師会は12月3日に定例会見を開いた。その場で中医協委員である副会長の森昌平氏は調剤基本料1を取り上げた議論に対して、日薬としては「対応は全く考えていない」と言及した。
【2025.12.03配信】日本薬剤師会(日薬)は12月3日に定例会見を開き、中医協での調剤報酬改定の議論について言及した。
【日本薬剤師会】財政審の改革提言に反論、「薬局増えても調剤報酬増えない」
【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に会見を開いた。この中で、同日公表された財政制度等審議会(財政審)財政制度分科会の提言に対し反論した。
【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に定例会見を開いた。その中で、岩月進会長が中医協での敷地内薬局をめぐる議論に対してコメントした。
最新の投稿
【2026.02.23配信】日本チェーンドラッグストア協会は2月20日に会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に対する見解」を公表、説明した。
【2026.02.23配信】日本保険薬局協会は2月20日に会見を開き、「令和8年度改定の答申を踏まえた緊急要望書」を公表、説明した。「集中率カウント変更」に対して激変緩和措置を強く要望。また、「門前薬局等立地依存減算」の導入に対し、「断固反対」としている。
【コミュニティファーマシー協会】ドイツ薬局視察旅行の参加者を募集
【2026.02.22配信】 日本コミュニティファーマシー協会はドイツの薬局を視察する旅行参加者を募集する。 旅行期間は2026年6月8日(月)〜6月13日(土)まで4泊6日。申し込み締切は、2026年3月5日(木)。
【大木ヘルスケアHD】アフターピルの情報「しっかり届ける」/慎重な対応強調
【2026.02.13配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングス(代表取締役社長:松井秀正氏)は2月13日にメディア向け説明会を開いた。その中で、アフターピルの情報提供について触れ、慎重な対応を強調。ただ、メーカー資材を中心として「必要な時に必要な情報を届けられるようにすることも仕事」とし、取り組んでいることを説明した。
【2026.02.13配信】厚生労働省は2月13日に中央社会保険医療協議会総会を開き、令和8年度診療報酬改定について答申した。後発薬調剤体制や供給体制、地域支援の要件を求める「地域支援・医薬品供給対応体制加算」はこれら要件の旧来の点数の合算から考えると3点の減点ともいえる。