厚労省は11月21日、「花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について」との事務連絡を発出した。
今年4月、「花粉症に関する関係閣僚会議」が設置された。そして、5月には、花粉症問題の解決に向けて様々な対策を効果的に組み合わせて実行していくため、今後 10 年を視野に入れた施策も含め、「花粉症対策の全体像」(令和5年5月 30 日花粉症に関する関係閣僚会議決定)が示されていた。
同閣僚会議において、「花粉症対策の全体像」が想定している期間の初期の段階から集中的に実施すべき対応として、「花粉症対策 初期集中対応パッケージ」(令和5年 10 月 11 日花粉症に関する関係閣僚会議決定)がとりまとめられていた。
このパッケージにおいては、発症・曝露対策の一環として、長期処方やリフィル処方箋の活用を促進していくとしている。「花粉症の治療薬については、前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースや現役世代の通院負担等を踏まえ、これらの活用を積極的に促進する」と記載されている。
こうした状況を踏まえ、厚生労働省でも、同パッケージを踏まえた取り組みを進めていくこととする。厚労省では、花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について、地方厚生局などに対し、保険医療機関、保険薬局等に対して周知するよう、協力を要請した。
なお、同閣僚会議や同パッケージについて記載している URLは以下の通り。
○ 内閣官房 HP
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/index.html(閣僚会議)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/231011_gaiyou.pdf(パッケージ概要)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/231011_honbun.pdf(パッケージ本文)
【厚労省】花粉症でリフィル活用の取り組みを事務連絡/前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースなど
【2023.11.21配信】厚生労働省は11月21日、「花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について」との事務連絡を発出した。
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