ウエルシアホールディングスが 群馬のマルエドラッグを子会社化

ウエルシアホールディングスが 群馬のマルエドラッグを子会社化

【2020.04.08リリース配信】ウエルシアホールディングスは4月8日、クスリのマルエの株式を追加取得し、子会社化することを決議した。


ウエルシアホールディングスは4月8日、クスリのマルエの株式を追加取得し、子会社化することを決議した。

ウエルシアホールディングスは現在、マルエの株式を 20%保有しているが、この程 31%を追加取得、合計で過半数となる51%を取得、子会社化する。株式譲渡実行日は2020 年6月1日(予定)。

同社は背景の一つに人材の共有を挙げており、地域密着ドラッグストアが人材獲得に苦慮している状況が分かる。
目を引くのはクスリのマルエのここ数年の業績回復だ。
開示された資料によると2017年には営業利益がマイナス2億円と赤字なのに対し、直近の2019年には2億円の黒字となっている。
グループ入りによる商品調達効果、価格競争力向上がいかに影響したかが分かる。

ウエルシアホールディングスは、「お客様の豊かな生活と健康な暮らしを提供します」を企業理念とし、「調剤」「カウンセリング」「深夜営業」「介護」を中心とした独自のビジネスモデルによる店舗づくりを行い、関東を中心に東北地方から中国四国地方まで全国 2,005 店舗(2020年 2 月末日現在)を展開している。
マルエは、群馬県を中心にドラッグストア 54 店舗(内 調剤併設 9 店舗)と調剤専門4 店舗の計 58 店舗を事業展開しており、「価格サービス」から「価値サービス」を追求し、「安心と安全」「美と健康」「夢と希望」を提供するソリューションストアを目指し、「お客様に一番近いドラッグストア」としてお客様のよりいっそう豊かな健康生活、地域社会に貢献できる企業として事業展開を行っている。
ウエルシアホールディングスは現在、マルエの株式を 20%保有しているが、この程 31%を追加取得することで合意致した。
双方の関係を強化することで、群馬県を中心にドミナントがさらに強化し、人材等の経営資源を共有することで、当社グループの一層の企業価値向上につながるものと考えている。

ウエルシアホールディングスが取得する子会社の概要は以下の通り。
(1) 名 称 株式会社クスリのマルエ
(2) 所 在 地 群馬県前橋市樋越町 83
(3) 代 表 者 代表取締役社長 江黒 太郎
(4) 事 業 内 容 ドラッグストア・調剤薬局の経営
(5) 資 本 金 4,800 万円
(6) 設 立 年 月 日 1973 年4月3日
(7) 大株主及び持株比率 江黒太郎 33,300 株(34.7%)、他3名
(8) 上場会社と当該会社
と の 間 の 関 係:資 本 関 係 当社は当該会社の 20.0%の株式を保有
人 的 関 係 当該会社に取締役 1 名、監査役 1 名を派遣
取 引 関 係 該当事項はない。


この記事のライター

関連する投稿


【好きなドラッグストア】全国1位はウエルシア/北海道・東北1位はツルハ/中部・近畿は1位はスギ薬局/九州・沖縄1位はコスモス薬品/LINEリサーチ

【好きなドラッグストア】全国1位はウエルシア/北海道・東北1位はツルハ/中部・近畿は1位はスギ薬局/九州・沖縄1位はコスモス薬品/LINEリサーチ

【2023.10.17日配信】LINEリサーチはこのほど、全国の10~60代の男女を対象に「ドラッグストア」に関する調査を実施した。一番好きなチェーン店のドラッグストア1位は「ウエルシア」、2位「マツモトキヨシ」、3位「スギ薬局」だった。


~通販できるみんなのお薬/関東エリア初「Wolt」にて医薬品デリバリーサービス開始 ~

~通販できるみんなのお薬/関東エリア初「Wolt」にて医薬品デリバリーサービス開始 ~

株式会社eLcrews(販売店舗名:おうちに届くみんなのお薬、東京都杉並区、代表取締役社長:牧野孝哉)は、9月1日(木)より東京都杉並区エリア(※)を対象に、Wolt Japan株式会社が展開するデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」にて関東エリア初となるOTC医薬品、日用品、化粧品等約1500種類のデリバリーを開始します。 《買い物困難者の手助けに》 高齢化に伴い日常の買い物に困難をきたす買い物困難者の増加が社会問題化しており、それらを解決すべく、今後需要が拡大する「即時配達」にて、地域の方への買い物不便を解消し豊かな生活のサポート・セルフメディケーションの推進をサポートしてまいります。


【寒かった2月】ドラッグストアで「カイロ」が前年同月比64.5%増/True Data調べ

【寒かった2月】ドラッグストアで「カイロ」が前年同月比64.5%増/True Data調べ

【2022.03.29配信】True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、 代表取締役社長:米倉裕之氏)は、同社の統計データをもとにドラッグストア等における2022年2月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。2月は前年同月と比べ、「使い捨てカイロ」など、体が温まる商材の売り上げが伸長したという。


【化粧品市場トレンド】パックや美容液に顕著な伸び/時間の余裕がスペシャルケア押し上げか/インテージ調べ

【化粧品市場トレンド】パックや美容液に顕著な伸び/時間の余裕がスペシャルケア押し上げか/インテージ調べ

【2021.11.30配信】インテージは「コロナ禍における女性の化粧品購買行動の変化」のレポートをまとめた。それによると、1~7月の化粧品市場規模は依然としてコロナ前の水準には戻っていないものの、回復の兆しがある。また、プラス材料も見受けられた。若年や中年層では、パックや美容液に顕著な伸びがみられた。コロナ禍による時間的な余裕がスペシャルケアニーズを押し上げた可能性がある。


【ドラッグストア調査】九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツキヨ84.6%/2位はコスモス58.2%

【ドラッグストア調査】九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツキヨ84.6%/2位はコスモス58.2%

【2021.09.24配信】インパクトホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福井 康夫、東証マザーズ)の完全子会社RJCリサーチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山下 光雄氏)は、日本全国の13~59歳男女のLINEユーザーを対象にドラッグストアのブランド浸透調査を実施した。九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツモトキヨシ84.6%で、2位はコスモス薬品で58.2%だった。


最新の投稿


【緊急避妊薬のスイッチOTC】承認取得/あすか製薬、販売元は第一三共HC

【緊急避妊薬のスイッチOTC】承認取得/あすか製薬、販売元は第一三共HC

【2025.10.20配信】あすか製薬ホールディングスは10月20日、子会社のあすか製薬が緊急避妊薬「ノルレボ」の製造販売承認を取得したと公表した。承認取得を受け、第一三共ヘルスケアが同品の販売元として、発売に向けた情報提供体制の整備を進めるという。


【厚労省_疑義解釈】保険薬局との「特別な関係」で/総合入院体制加算及び急性期充実体制加算施設基準

【厚労省_疑義解釈】保険薬局との「特別な関係」で/総合入院体制加算及び急性期充実体制加算施設基準

【2025.10.20配信】厚生労働省は10月20日、令和6年度診療報酬改定に関する「疑義解釈(その30)」を発出した。総合入院体制加算及び急性期充実体制加算の施設基準においては、病院が特定の保険薬局との間で不動産取引等その他の特別な関係があれば、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合でも、「特定の保険薬局との間で不動産取引等その他の特別な関係がない」に該当しないとした。


【日本チェーンドラッグストア協会】「300店舗以上の区分廃止を」/調剤報酬改定で声明公表

【日本チェーンドラッグストア協会】「300店舗以上の区分廃止を」/調剤報酬改定で声明公表

【2025.10.17配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月17日に定例会見を開き、調剤報酬改定における「300店舗区分」の見直しを求める声明を公表した。


【日薬・NPhA・JACDS】「安心を守る」薬剤師の役割で共同広告

【日薬・NPhA・JACDS】「安心を守る」薬剤師の役割で共同広告

【2025.10.16配信】公益社団法人日本薬剤師会(日薬)、一般社団法人日本保険薬局協会(NPhA)、一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の3団体は、「国民の健康維持・増進を支援する」ため、薬剤師の役割と機能を広く発信する共同広告企画を実施する。


【ジェネリック学会OTC分科会】生活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書公表

【ジェネリック学会OTC分科会】生活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書公表

【2025.10.13配信】日本ジェネリック・バイオシミラー学会のOTC医薬品分科会(分科会⾧・武藤正樹氏)はこのほど、活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書を公表した。10月11日に盛岡市で開催された「日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 第19回学術総会」「OTC医薬品分科会」のシンポジウムの場で示したもの。シンポジウムは日本OTC医薬品協会当の共催。