7月13日にクリエイトSDホールディングスが2020年5月期決算を公表し、上場しているドラッグストア上位10社の最新決算が出そろった。
ドラビズon-lineでは、各社の今期業績予想に着目。新型コロナの影響で読みづらい期にはなるが、10社の公表数値から今期の業界予想を分析した。
その結果、10社の業績予想の加重平均値を計算すると、今期の業績伸び率の平均は+3.3%となることが分かった。
ドラビズon-lineでは、各社の今期業績予想を基に3つの指標を算出した。
1、今期業績予想(売上見込み)ランキング
2、今期業績の予想伸び率ランキング
3、10社の業績予想を基に伸び率の加重平均
業績予想ではウエルシアが首位

まず、1の「業績予想ランキング」では、9350億円の予想で、ウエルシアHDが首位。ただし、「マツキヨ・ココカラ連合」を考慮すると、9879億円でトップに位置づけられる。
伸び率予想では、スギHDの10.7%がトップ

次に、2の「伸び率予想ランキング」では、スギHDの10.7%がトップ。次いでウエルシアHDが7.7%の伸び率予測。都市型立地やインバウンド需要急減などで新型コロナの影響を大きく受けたマツモトキヨシHDやココカラファインでは通期でもマイナス予想となっている。
伸び率の業界平均は+3.8%

最後に、3の業界平均伸び率を算出した。各社の終わった期の売上高総計と、各社の今期予想業績を足し、加重平均を求めた。
その結果、業界平均は+3.3%だった。
今期は業態により、業績に違いが出そうだが、業界動向の一つの目安になるだろう。