【M&A】GOOD AIDが名鉄薬品の一部株式取得/名古屋鉄道沿線の6薬局

【M&A】GOOD AIDが名鉄薬品の一部株式取得/名古屋鉄道沿線の6薬局

【2022.07.04配信】GOOD AID株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:服部 雄太氏)は7月1日、名古屋鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:髙﨑 裕樹氏)より、名古屋鉄道の子会社である「名鉄薬品株式会社」の株式の一部を取得し、グループ会社としたと公表した。それに伴い、同社代表の服部 雄太氏が名鉄薬品の代表取締役に就任した。


名古屋鉄道と協業の可能性を模索しながら、薬局から始まる「スマート健康シティ構想」の実現目指す

 GOOD AIDはこれまで、「街の保健室」と称した薬局を運営している。今後は、「地域のあらゆる機関・企業・サービスとつながりスマート健康シティ構想を実現する」方針とし、2022年4月に名古屋鉄道と資本業務提携を発表していた。

 そして今回、名古屋鉄道の子会社である名鉄薬品の株式を一部取得し、GOOD AIDのグループ会社とした。

 名鉄薬品は名古屋鉄道沿線上で「めいてつ調剤薬局」を運営。同社では「仲間入りしていただく6店舗は名古屋鉄道沿線地域の健康を支えるハブになることを目指します」としている。

「めいてつ調剤薬局」の拠点は愛知県で、全6店舗。病院やクリニックの近隣、駅の近くなど、利便性の高い場所に所在する店舗が多いことが特徴という。

 「めいてつ調剤薬局」の店舗所在地は下図の通り。

 今回の株式取得に伴い、GOOD AID代表の服部 雄太氏が新たに名鉄薬品の代表取締役社長に、GOOD AID執行役員の岩本 憲太郎氏が取締役に就任する。また名古屋鉄道からも、執行役員経営戦略部長の鈴木 武氏が取締役に就任する。名鉄薬品株式会社の新経営体制は2022年7月1日より。

 GOOD AID株式会社 代表・ 名鉄薬品株式会社 代表取締役の服部氏は次のようにコメントしている。


 GOOD AIDは2016年創業以来、「薬局のあり方を変え続けるヘルスケアプラットフォームになる」というミッションを掲げ、健康というテーマをより身近なものにして、Well-being(=心身の健康、物心両面の豊かさ)な社会を実現するためにより本質的なヘルスケアサービスの創造に努めてきました。

 GOOD AIDは愛知県で創業をしておりますが、この度、名古屋鉄道様との業務資本提携を経て、地域に根ざした薬局を経営する名鉄薬品をグループに迎え入れられたことは、GOOD AIDが目指す「スマート健康シティ構想の実現」にとって、とても深い意味を持ちます。グループ間のナレッジ共有、人的交流を行い、地域の皆様からより選ばれるヘルスケアカンパニーとなれるよう、事業展開してまいります。


 GOOD AIDは「おだいじに薬局」と「セルフケア薬局」の2ブランド33店舗を経営している。同社では「昨今、処方せんを受け付ける調剤薬局の店頭では、患者様からスピードを求められやすい傾向にありますが、今後は薬のことだけに限らず、なんでも相談していただける街の保健室として、薬剤師による患者様、相談者様への「コミュニケーション」で“健康支援”をしていくことが、ヘルスケア業界における薬局の新たなあり方、そして本質的な価値転換であると考えています」としている。

 その上で、「中でも多くの人が往来する地域の駅を取り巻く街づくりについてはより力を入れており、これまでも駅改札内への出店や駅直結の商業施設内への出店など利便性の高い場所への出店を実現させてまいりました。そのような経験を経て、GOOD AIDの次なるステージとして今後は駅だけでなく『地域・街づくり』に拡張し、地域のアセット活用など、名古屋鉄道様と協業の可能性を模索しながら、薬局から始まる『スマート健康シティ構想』を実現してまいります」としている。

 名鉄薬品の概要は以下の通り。
■所在地:〒457-0058 名古屋市南区前浜通七丁目28番地 名鉄産業ビル4階
■代表:代表取締役社長 服部 雄太
■設立:1958年9月
URL:https://www.meitetsuyakuhin.com/

 GOOD AID株式会社の概要は以下の通り。
■所在地:〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤一丁目20番10号4階
■代表:代表取締役社長 服部 雄太
■設立:2016年3月
URL:https://good-aid.com/

この記事のライター

関連するキーワード


GOOD AID M&A

関連する投稿


【ファーマライズHD】寛一商店グループから事業譲受

【ファーマライズHD】寛一商店グループから事業譲受

【2024.09.24配信】ファーマライズホールディングス株式会社は9月24日、寛一商店グループから一部の事業を譲受すると発表した。寛一商店株式会社(京都市)ほか8社は今年7月、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、保全管理命令を受けていた。コロナ禍で業績が悪化、返済資金の捻出困難になったことが背景で、寛一商店は「可及的速やかにスポンサーを選定する」方針としていたもの。


【ウエルシアHD】とをしや薬局(長野県)がグループ入り

【ウエルシアHD】とをしや薬局(長野県)がグループ入り

【2024.06.03配信】ウエルシアホールディングスは6月3日、株式会社とをしや薬局がウエルシアグループの一員に参加したと公表した。


【たんぽぽ薬局】ミック・ジャパン(大阪市)のドラッグ事業など譲受へ

【たんぽぽ薬局】ミック・ジャパン(大阪市)のドラッグ事業など譲受へ

【2024.04.23配信】株式会社トーカイの連結子会社であるたんぽぽ薬局株式会社(岐阜市)は4月22日、株式会社ミック・ジャパン(大阪市)との間で、ミック・ジャパンが展開するリハビリデイサービス事業、ドラッグストア事業などの各事業の譲り受けについて基本合意に至ったと公表した。


【セルフケア薬局のGOOD AID】JR西国分寺駅(東京都)のホーム内店舗で保険調剤を本格稼働

【セルフケア薬局のGOOD AID】JR西国分寺駅(東京都)のホーム内店舗で保険調剤を本格稼働

【2023】「セルフケア薬局」を展開しているGOOD AID社は、JR西国分寺駅(東京都)のホーム内店舗である「セルフケア薬局 nonowa西国分寺店」で、保険調剤を本格稼働させると発表した。


【さくら薬局のクラフト】事業再生計画案が成立/投資ファンドによる全株式譲受の条件クリア

【さくら薬局のクラフト】事業再生計画案が成立/投資ファンドによる全株式譲受の条件クリア

【2023.01.26配信】さくら薬局を展開するクラフトは、1月26日、事業再生計画案が成立したと公表した。2022年10月14日には、取引金融機関の同意を得て事業計画案が成立することなどを条件として、日本産業推進機構グループ(NSSKグループ)から経営支援を受けることを公表していた。


最新の投稿


【熊本地震】「開局できなかった薬局」15軒/日本保険薬局協会会員被災状況

【熊本地震】「開局できなかった薬局」15軒/日本保険薬局協会会員被災状況

【2026.07.30配信】日本保険薬局協会(NPhA)は7月29日現在の会員被災状況を公表した。


【ロキソニンS_2類移行】薬剤師から登販へOJT実施提案も/条件を整理へ

【ロキソニンS_2類移行】薬剤師から登販へOJT実施提案も/条件を整理へ

【2026.07.29配信】厚生労働省は7月29日、薬事審議会「医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開き、「ロキソニンS」などのロキソプロフェンを配合する一般用医薬品のリスク区分について議論した。現在の第1類薬から指定第2類薬へ移行することを条件を付す前提で了承した。条件については今後、整理されるが、研修のあり方も論点となり、薬剤師から登録販売者へのOJT実施を求める意見も出た。


【厚労省】IBS改善薬「コルペルミン」を2類へ移行

【厚労省】IBS改善薬「コルペルミン」を2類へ移行

【2026.07.29配信】厚生労働省は7月29日、薬事審議会「医薬品等安全対策部会」を開き、IBS改善薬「コルペルミン」(一般名:セイヨウハッカ油)のリスク区分について議論し、2類への移行を了承した。


【東京都薬務課】処方薬無許可販売「注視している」/テレグラム監視も開始

【東京都薬務課】処方薬無許可販売「注視している」/テレグラム監視も開始

【2026.07.28配信】東京都薬務課は7月28日に定例会見を行った。昨今、処方薬の無許可販売や不正入手が取り沙汰されることが増えている。薬務課はこうした事態を「注視している」とし、テレグラムのやり取りの監視も始めていることを明かした。


【厚労省】事務連絡「重複投薬チェックについて」発出/薬機法の規定根拠に薬局開設者に実施求める

【厚労省】事務連絡「重複投薬チェックについて」発出/薬機法の規定根拠に薬局開設者に実施求める

【2026.07.27配信】厚生労働省は7月23日、事務連絡「電子処方箋管理サービスにおける重複投薬等チェックについて」を発出した。薬機法では薬局の開設者に「当該薬局に従事する薬剤師に、あらかじめ、他の薬剤等の使用の状況等を確認させる必要がある」と規定されていることなどから、当該薬剤師に電子処方箋管理サービスの重複投薬等チェックの実施や患者の過去の薬剤閲覧の同意を取得する体制を整備することを求める。


ランキング


>>総合人気ランキング