名古屋鉄道と協業の可能性を模索しながら、薬局から始まる「スマート健康シティ構想」の実現目指す
GOOD AIDはこれまで、「街の保健室」と称した薬局を運営している。今後は、「地域のあらゆる機関・企業・サービスとつながりスマート健康シティ構想を実現する」方針とし、2022年4月に名古屋鉄道と資本業務提携を発表していた。
そして今回、名古屋鉄道の子会社である名鉄薬品の株式を一部取得し、GOOD AIDのグループ会社とした。
名鉄薬品は名古屋鉄道沿線上で「めいてつ調剤薬局」を運営。同社では「仲間入りしていただく6店舗は名古屋鉄道沿線地域の健康を支えるハブになることを目指します」としている。
「めいてつ調剤薬局」の拠点は愛知県で、全6店舗。病院やクリニックの近隣、駅の近くなど、利便性の高い場所に所在する店舗が多いことが特徴という。
「めいてつ調剤薬局」の店舗所在地は下図の通り。

今回の株式取得に伴い、GOOD AID代表の服部 雄太氏が新たに名鉄薬品の代表取締役社長に、GOOD AID執行役員の岩本 憲太郎氏が取締役に就任する。また名古屋鉄道からも、執行役員経営戦略部長の鈴木 武氏が取締役に就任する。名鉄薬品株式会社の新経営体制は2022年7月1日より。
GOOD AID株式会社 代表・ 名鉄薬品株式会社 代表取締役の服部氏は次のようにコメントしている。
“
GOOD AIDは2016年創業以来、「薬局のあり方を変え続けるヘルスケアプラットフォームになる」というミッションを掲げ、健康というテーマをより身近なものにして、Well-being(=心身の健康、物心両面の豊かさ)な社会を実現するためにより本質的なヘルスケアサービスの創造に努めてきました。
GOOD AIDは愛知県で創業をしておりますが、この度、名古屋鉄道様との業務資本提携を経て、地域に根ざした薬局を経営する名鉄薬品をグループに迎え入れられたことは、GOOD AIDが目指す「スマート健康シティ構想の実現」にとって、とても深い意味を持ちます。グループ間のナレッジ共有、人的交流を行い、地域の皆様からより選ばれるヘルスケアカンパニーとなれるよう、事業展開してまいります。
”
GOOD AIDは「おだいじに薬局」と「セルフケア薬局」の2ブランド33店舗を経営している。同社では「昨今、処方せんを受け付ける調剤薬局の店頭では、患者様からスピードを求められやすい傾向にありますが、今後は薬のことだけに限らず、なんでも相談していただける街の保健室として、薬剤師による患者様、相談者様への「コミュニケーション」で“健康支援”をしていくことが、ヘルスケア業界における薬局の新たなあり方、そして本質的な価値転換であると考えています」としている。
その上で、「中でも多くの人が往来する地域の駅を取り巻く街づくりについてはより力を入れており、これまでも駅改札内への出店や駅直結の商業施設内への出店など利便性の高い場所への出店を実現させてまいりました。そのような経験を経て、GOOD AIDの次なるステージとして今後は駅だけでなく『地域・街づくり』に拡張し、地域のアセット活用など、名古屋鉄道様と協業の可能性を模索しながら、薬局から始まる『スマート健康シティ構想』を実現してまいります」としている。
名鉄薬品の概要は以下の通り。
■所在地:〒457-0058 名古屋市南区前浜通七丁目28番地 名鉄産業ビル4階
■代表:代表取締役社長 服部 雄太
■設立:1958年9月
URL:https://www.meitetsuyakuhin.com/
GOOD AID株式会社の概要は以下の通り。
■所在地:〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤一丁目20番10号4階
■代表:代表取締役社長 服部 雄太
■設立:2016年3月
URL:https://good-aid.com/