調査は日本保険薬局協会正会員を対象に、WEBアンケート形式で1社1回答。
回答期間は2022年5月24日(火)~6月6日(月)。
回答数は103社、1万1881薬局(回答率69.1%)。
結果のサマリーは以下の通り。
リフィル処方箋発行の予定、意向がある医療機関は約5%、リフィルの受付割合が1%以上の薬局は62薬局であったことから、一部の薬局に実績が集中している状況が伺えた。
また、薬局形態別の比較では、ドラッグストア等併設型の薬局の方が、受付割合が高い傾向であった。
リフィル処方箋発行の傾向としては、クリニックの方が病院より多く、内科、耳鼻科、整形外科といった診療科が多く、長期継続服用されている患者等からの要望に応じて、処方医が判断している状況が見受けられた。
全体としては、受付実績がある薬局は17.6%、受付割合は0.053%と、多くはない。
協会としては、「回答結果から本部や、薬局の前向きな姿勢、施策が見受けられることから、今後も協会内で情報共有し、正会員の薬局運営に貢献していく」としている。

【日本保険薬局協会】リフィル調査を公表/ドラッグストア調剤の受付比率高い
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