【I&H】リコーと24時間お薬受取の実証実験イベント開催/マスコットキャラクターの「はんにゃん受取BOX」で/12月16日〜18日に六本木の店舗で

【I&H】リコーと24時間お薬受取の実証実験イベント開催/マスコットキャラクターの「はんにゃん受取BOX」で/12月16日〜18日に六本木の店舗で

【2021.12.14配信】I&Hとリコーは、「24時間お薬受取」の実証実験イベントを開催する。24時間店舗にて医薬品を受取り可能な実証実験中のプロトタイプ機「はんにゃん受取BOX」の体験を行うもの。受渡装置は直感的なタッチパネル操作やQRコードをかざすだけで受け取りが可能となっており、年代を問わず簡単に操作が可能という。また、将来構想として、議論されている緊急避妊薬のような医薬品が薬局で販売出来るようになった場合、受取BOXにて24時間販売対応が可能となる。カメラ等のリモート設備もあるため、その場で薬剤師とリモートで服薬指導管理ができるような設計となっているとしている。


 I&H株式会社(本社所在地:兵庫県芦屋市大桝町、代表取締役社長:岩崎裕昭氏)と株式会社リコー(本社所在地:東京都大田区中馬込、代表取締役 社長執行役員:山下良則氏)は共同で、「お薬の受取り方の多様な選択肢を実現」するための取り組みの一つとして、24時間店舗にて医薬品を受取り可能な実証実験中のプロトタイプ機「はんにゃん受取BOX」の体験イベントを開催する。
 12月16日から18日からの3日間、「子安薬局六本木店」にて実施する。

裸眼ではんにゃんの3D映像を楽しむことができる装置「WARPE」の体験

 はんにゃんは、I&H株式会社のマスコットキャラクター。
 このイベント期間、はんにゃんが誰もがいつでも安心できる明るい未来を創っていくシンボルとして、「WARPE(ワープイー)」を通じて登場する。
 「WARPE」は、リコーの新規事業創出プログラム「TRIBUS(トライバス)」から生み出された立体投影装置。装置の下から独自開発の特殊な回転スクリーンに光を投射し、当たった光の残像で立体化させた映像を表示するというもの。 専用のヘッドセットがなくても全方向から3D映像を見ることを実現するプロトタイプ機となっている。

 投影用の3Dコンテンツ制作は、株式会社ニシカワ(本社所在地:東京都東大和市、代表取締役社長:西川誠一氏)のデジタルコンテンツ部門「ネクスメディア」が実施した。

薬局の営業時間外でも24時間、薬を受け取ることができる装置の体験

 I&H株式会社では、患者にとって医薬品の受取り方の選択の自由を実現すべく、さまざまな取り組みを行っている。FAXやアプリでの調剤待ち時間の短縮、宅配、ドライブスルー、ロッカーでの受取りなどだ。

 同社では、「変化し続ける生活様式や多様なライフスタイルにおいても、患者さまが安心して薬物治療・服薬指導を受けられる環境を整備することを目指し、お薬受け渡し装置を自社開発した」としている。
 受渡装置は、直感的なタッチパネル操作やQRコードをかざすだけで受け取りが可能となっており、年代を問わず簡単に操作が可能。また、将来構想として、議論されている緊急避妊薬のような医薬品が薬局で販売出来るようになった場合、受取BOXにて24時間販売対応が可能となる。カメラ等のリモート設備もあるため、その場で薬剤師とリモートで服薬指導管理ができるような設計となっている。
 「はんにゃん受取BOX」を活用した実証実験をグループの子安薬局六本木店にて開始している。本実証実験では、24時間非接触の処方薬の受け渡しや、待ち時間の短縮に関する検証を行うことで、感染症の拡大防止や、患者さまの利便性・安全安心なお薬提供のための体制構築を目指していく方針。

 イベント概要は以下の通り。
・日時:
12月16日(木)17:00―19:00
12月17日(金)17:00―19:00
12月18日(土)17:00―19:00
・場所:子安薬局 六本木店
・住所:東京都港区六本木7丁目14−7
・URL:https://www.koyasu.co.jp/shop_japanese/roppongi/
・入場料:無料
・イベント内容:
裸眼ではんにゃんの3D映像を楽しむことができる装置 「WARPE」の体験
お薬の24時間受け取りの体験
景品の入った箱を「はんにゃん受取BOX」を利用して、簡単な操作で受け取れる

■関連情報
「WARPE」について
・立体映像装置WARPEブランドサイト https://warpe.ricoh/
・技術情報 https://jp.ricoh.com/release/2021/0308_2
「TRIBUS」Webサイト https://accelerator.ricoh/

この記事のライター

関連するキーワード


I&H ラストワンマイル

関連する投稿


【PickGo(ピックゴー)】ローソンで処方薬と商品の当日配送サービスを実証実験

【PickGo(ピックゴー)】ローソンで処方薬と商品の当日配送サービスを実証実験

【2023.02.01配信】ITを活用し運送業界における新たな価値の創出を目指すCBcloud株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松本隆一氏)は、株式会社ローソンと共同で配送プラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」を通じた処方薬と商品の当日配送サービスを2023年2月1日(水)より開始する。調剤薬局を併設する「ローソン荏原町駅前店」(東京都品川区中延)で行う。


【イオンリテール】調剤薬の即日宅配開始/イオンマリンピア店(千葉市)から順次拡大

【イオンリテール】調剤薬の即日宅配開始/イオンマリンピア店(千葉市)から順次拡大

【2022.04.20配信】イオンリテールは4月21日(木)から、「イオンマリンピア店」(千葉市美浜区)の「イオン薬局」にて、薬剤師が調剤した薬を当日中に届ける宅配サービス「その日に!トドくん調剤おくすり即日便」を開始する。


【ファミリーマート】処方薬の受け取りサービス開始/オンライン薬局「ミナカラ」と共同実証実験

【ファミリーマート】処方薬の受け取りサービス開始/オンライン薬局「ミナカラ」と共同実証実験

【2021.08.03配信】ファミリーマートは処方薬および市販薬の最短当日での受け渡しサービス「ファミマシー」を開始する。オンライン薬局「ミナカラ」と都内8店舗で共同実証実験を展開する。


【薬王堂】「アプリ注文→ドライブスルー受取」をほぼ全店で/1日10件と好調な利用受け

【薬王堂】「アプリ注文→ドライブスルー受取」をほぼ全店で/1日10件と好調な利用受け

【2021.06.15配信】薬王堂ホールディングス子会社の薬王堂とチェーンストアECの垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer」を展開する10Xは、今年3月に開始した「P!ck and(ピックアンド)」の導入店舗を325店舗(オープン直後の2店舗を除く全店舗)に拡大した。


【Uber EatsによるOTC薬配送】ローソンが福岡県で/九州では初の店舗導入

【Uber EatsによるOTC薬配送】ローソンが福岡県で/九州では初の店舗導入

【2021.04.22配信】ローソンは、福岡県で「Uber Eats」では九州初となるOTC医薬品の配送を開始した。専用アプリから取り扱い店舗、希望の医薬品を選択する。


最新の投稿


【デジタル臨調】管理薬剤師の常駐見直し、「完了済み」/コロナ下のテレワーク許容通知で

【デジタル臨調】管理薬剤師の常駐見直し、「完了済み」/コロナ下のテレワーク許容通知で

【2023.05.30配信】デジタル庁は5月30日に「デジタル臨時行政調査会」を開き、2023年3月までを見直し期限としていたアナログ規制見直しのフォローアップ状況を公表した。薬局に関わる事項としては、「薬局における管理薬剤師の常駐」の見直しがあり、「完了済み」とした。コロナ下のテレワークを許容した通知が発出されていることを受けたもの。


【薬PTPシート回収】実証実験で反響大きく/第一三共HCが中間結果公表/目標の3倍

【薬PTPシート回収】実証実験で反響大きく/第一三共HCが中間結果公表/目標の3倍

【2023.05.30配信】第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区、社長:吉田勝彦氏)は5月30日、「おくすりシート リサイクルプログラム」実証実験の中間結果を公表した。「おくすりシート」は医薬品包装資材のPTPシートのこと。結果によると、反響が大きく、実施期間の約半分で目標回収量の約3倍を達成したという。


【大木ヘルスケアHD】ヘルスケア商品開発で合弁会社設立/リアルとネットのノウハウ融合

【大木ヘルスケアHD】ヘルスケア商品開発で合弁会社設立/リアルとネットのノウハウ融合

【2023.05.29配信】ヘルスケア卸の大木ヘルスケアホールディングスは5月29日、業界専門紙向けの説明会を開催した。その中でオーイズミ(所在地:神奈川県厚⽊市、代表者:代表取締役社⻑ ⼤泉秀治氏)との間で、合弁会社「株式会社Onff(オンフ)」を設⽴したことについて説明。オーイズミは、グループ⼦会社を通じてオンライン主体で化粧品や健康⾷品の販売を⾏っており、オンラインの流通ノウハウを有するオーイズミ社と、オフラインの流通ノウハウを有する大木ヘルスケアHDの連携によって、価値のある商品開発を手掛けていきたい考え。


【ウィーメックス】どのレセコンでも導入可能なクラウド型薬局支援システムの展開強化へ

【ウィーメックス】どのレセコンでも導入可能なクラウド型薬局支援システムの展開強化へ

【2023.05.29配信】PHCホールディングス株式会社傘下のウィーメックスは5月29日、同社の事業に関するメディアセッションを開催し、薬局支援システムの「digicare analytics(デジケアアナリティクス)」を紹介した。同システムは昨年10月にリリースしたばかりだが、すでに45社、300店舗超に導入されている。どのレセコンを使っていても導入できる点、PCにアプリをインストールするだけで使用できる簡便さが好評という。ユーザーからは1カ月後に把握していたような売上・加算取得状況が翌日には確認できるようになったことや、加算の取りこぼし対策が打ちやすくなったなどの評価の声が出ているという。


【EHRとPHRを連携】「あじさいネット」と沢井製薬の「SaluDi」/患者サポート拡充へ

【EHRとPHRを連携】「あじさいネット」と沢井製薬の「SaluDi」/患者サポート拡充へ

【2023.05.26配信】医療機関の検査情報、レセプト情報、患者の背景や基礎情報も含まれるEHR(エレクトリック・ヘルス・レコ―ド)である「あじさいネット」は、患者の日々のバイタル・ライフログデータ(体重、血圧、歩数、活動量など)を含むPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)である「SaluDi」を連携させる。医療従事者の患者サポートがより一層充実したものとなるよう目指す。


ランキング


>>総合人気ランキング