会見で記者から今後のドラッグストアにおける調剤の見通しを聞かれると、池野隆光会長は「ドラッグストアで調剤を併設する企業が増えている。薬剤師の採用が比較的容易になったことが大きい」と足下の現状を説明。
その上で、「(ドラッグストアの調剤規模は)1兆円にいったが、これから高い伸び率が予想される。今後は、その質がどうなのかが問われることになるだろう。在宅領域を含めて、薬剤師の質をどう高めていくか、質への方針を業界も明確にしていくことで、かなりのスピードで処方箋を受ける率が高くなると思っている」と述べた。
なお、同日の会見で協会は今後の事業計画を以下の通り公表した。
1、全体的目標
「尊敬される企業集団を目指す」
「2025年にドラッグストア業界を10兆円産業にする」
2、基本テーマ
1)「尊敬される企業集団」としての協会活動の推進
2)予防・治療・介護の拠点たるドラッグストアづくりを目指す
3)業界全体でのSDGsの取り組みを推進する
4)業種を超えた業界団体連携による情報共有を図る
5)「街の健康ハブステーション」機能確立へ具体的な取り組みを進める
6)調剤、介護、食と健康の普及拡大、健康寿命延伸の研究を進める
7)医薬品登録販売者の社会的地位の確立と向上を目指す
8)地方自治体各部署との連携強化のための活動を行う
9)JAPANドラッグストアショーを通じて業界の重要性啓発を推進する
10)日本ヘルスケア協会と共にドラッグストアの存在価値向上へ連携を図る
【ドラッグストア協会】池野会長「ドラッグストアの調剤、かなりのスピードで伸びる」/「薬剤師の質向上の方針明確化で」
【2021.12.10配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月10日に今年最後となる会見を開き、今後の事業計画などを公表した。この中で会長の池野隆光氏は、ドラッグストアの調剤に対して「在宅を含めて質が問われることになる」とした上で、「質への方針を明確にしていくことで(ドラッグストアの調剤は)かなりのスピードで伸びると思う」との感触を示した。
関連する投稿
【チェーンドラッグストア協会】“門前減算”、「2年後に撤廃も検討」と受け止めている
【2026.03.25配信】日本チェーンドラッグストア協会は3月25日に定例会見を開いた。この中で副会長の横山英昭氏(コスモス薬品代表取締役社長)は、協会と厚労省との調剤報酬改定に関する話し合いの進捗についてコメントした。
【チェーンドラッグストア協会】デジタル通貨の研究分科会設置/決済手数料の逓減目指す
【2026.03.25配信】日本チェーンドラッグストア協会は3月25日に定例会見を開いた。この中でデジタル通貨の研究、検討を行う分科会を設置すると説明した。決済手数料の逓減を目指す。
【2026.02.23配信】日本チェーンドラッグストア協会は2月20日に会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に対する見解」を公表、説明した。
【2026.01.21配信】日本チェーンドラッグストア協会は1月21日に定例会見を開いた。
【ドラッグストア協会】かかりつけ薬剤師「在籍年数」延長に反対
【2025.12.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定への要望を説明した。かかりつけ薬剤師指導料の要件見直しについても要望した。
最新の投稿
【2026.05.14配信】日本保険薬局協会は5月14日、定例会見を開催した。この中で地域連携薬局の新基準案に対して協会としてパブリックコメントを出す予定はないと説明した。
【日本保険薬局協会】財政審提言に反論「民間の薬局をどう大規模化・集約化するのか」
【2026.05.14配信】日本保険薬局協会(NPhA)は5月14日に定例会見を開き、財務省の財政制度等審議会(財政審)から薬局の大規模化・集約化などが提言されていることに反論した。「民間の薬局をどう大規模化・集約化するのか」との疑問を呈した上で、「規模の大小や立地ではなく役割や機能、アウトプットで評価すべき」との考えを示した。
【日本保険薬局協会】三木田会長、最後の会見「門前薬局は何一つペナルティとなることしていない」
【2026.05.14配信】日本保険薬局協会(NPhA)は5月14日に定例会見を行った。6月の総会で会長交代を予定している三木田慎也会長は、会長としての最後の会見となった。この中で三木田会長は門前薬局について患者の支持を得てきたとの信念を改めて語り、「門前薬局等立地依存減算」に対して「減算というのはペナルティに対して使う言葉。門前薬局は何一つペナルティとなることはしていない」と語った。
【厚労省】調剤ベースアップ評価料、賃上げの適切な実施を調査/中医協「入院・外来医療等の調査」
【2026.05.14配信】厚生労働省は5月14日、中央社会保険医療協議会を開いた。診療報酬調査専門組織「入院・外来医療等の調査・評価分科会」で、令和8年度・9年度における入院・外来医療等の調査について議論した。
【薬剤師・藤田洋司衆院議員】「全ての薬局で国民守っている」/国会質疑
【2026.05.13配信】2026年の衆院選で初当選した薬剤師の藤田洋司議員(京都2区)が、5月13日の衆議院厚生労働員会で初国会質疑に立った。財務省から薬局の総量コントロールの検討等が提案されていることを念頭に、形態や規模にかかわらず「全ての薬局で国民守っている」と主張し、現場の実態を踏まえた政策を求めた。