日本保険薬局協会会長の首藤正一氏は、会見の冒頭、12月5日に亡くなった元じほう記者で次世代薬局研究会2025代表の藤田道男氏へ弔意を示し、「お悔み申し上げたい」と述べた。
その後、中医協での議論への見解を述べた。
特に敷地内薬局については規制改革会議や中医協での議論を経て制度化されたものであるとの経緯を説明。「激しい非難が行われていることを大変残念に思う」とした。
同協会会員企業でも複数の企業が敷地内薬局を開設しているとし、「(制度化のもと)社会的要請に基づいて行っているもの」とした。
構造上、経営の独立性に問題がないとの結論の下、認められたにも関わらず、「中医協で医薬分業の理念に反する、あるいは地域包括ケアの推進に反するとの根拠のない非難は理解に苦しむもの」と述べた。
「(敷地内薬局は)医療機関と連携してポジティブな価値を提供している。この情報発信が不足しているために(価値を)認識していただけないのかもしれない」と述べた。
敷地内薬局が院内の調剤と同様との指摘があることについては、「敷地内薬局はほかの薬局でも選べる。はるかに患者目線のものだ。敷地内薬局であっても在宅医療への参画や患者の服薬一元管理を行っている」と述べた。
加えて、医療経済実態調査の結果を受けた立地や経営効率による評価引き下げにも「強い違和感を覚えている」と述べた。
「チェーンの中にも収益率に違いがある。コロナ禍でも感染予防策を講じ、医薬品供給継続に全力を尽くしてきた。コロナワクチン接種への人員の供給など協力を惜しまず行ってきた。このような対応を取りながら経営効率をしてきた」と述べた。さらに「モノからヒトへの評価算定率も会員企業の算定は高く、企業努力の結晶だと思っている」として、インテリジェントフィー算定への努力も訴えた。
また、誘致に際して医療機関の過度な要求に関しては、「何らかの規制があってもよいのではないかという意見が常任理事会で出た」とした。
【日本保険薬局協会】首藤会長「敷地内薬局へ根拠のない非難」/医療機関の過度な要求に「何らかの規制があってもよいのでは」
【2021.12.09配信】日本保険薬局協会は12月9日に定例会見を開いた。この中で中医協で敷地内薬局への評価引き下げが議論されていることが取り上げられた。会長の首藤正一氏は、敷地内薬局は規制改革会議や中医協などの議論を経て制度化されたものであることを説明し、その上で「根拠のない非難は理解に苦しむ」との考えを示した。また、誘致に際して医療機関の過度な要求に関しては、「何らかの規制があってもよいのではないかという意見が常任理事会で出た」とした。
関連する投稿
【日薬・NPhA・JACDS】3 団体共同の広告企画/薬剤師が提供する「3 つの安心」訴求
【2026.10.16配信】日本薬剤師会(日薬)、日本保険薬局協会(NPhA)、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の薬局関連3団体は10月16日、共同広告を実施すると公表した。昨年度に続き、薬剤師の専門性や役割について訴求する内容。
【2026.10.14配信】日本薬剤師会(日薬)会長の岩月進氏は10月14日に開かれた定例会見で、日本保険薬局協会など薬局関連団体が中央社会保険医療協議会(中医協)へ委員参画を求める意見を公表したことに対してコメントした。
【日本保険薬局協会】アイン敷地内薬局裁判めぐり、改めての処分「考えていない」
【2026.10.08配信】日本保険薬局協会は10月8日に定例会見を開いた。
【日本保険薬局協会】中医協への参加要望「2号側でなく“産業”側で」
【2026.10.08配信】日本保険薬局協会は10月8日、定例会見を開き、骨太方針への見解を公表。この中で社会保障審議会の関係部会、および中医協への保険薬局事業者を代表する委員の参画を求めた。
【日本保険薬局協会】骨太方針へ見解表明/「治験支援薬局」にも積極的に取り組む
【2026.10.08配信】日本保険薬局協会は10月8日に定例会見を開催。政府から公表された骨太方針に対する見解を表明した。
最新の投稿
【2026.10.16配信】厚生労働省は10月16日、改正薬機法のうち、処方箋なしでの医療用医薬品の販売などの省令案についてパブコメを開始した。
【日薬・NPhA・JACDS】3 団体共同の広告企画/薬剤師が提供する「3 つの安心」訴求
【2026.10.16配信】日本薬剤師会(日薬)、日本保険薬局協会(NPhA)、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の薬局関連3団体は10月16日、共同広告を実施すると公表した。昨年度に続き、薬剤師の専門性や役割について訴求する内容。
【2026.10.15配信】厚生労働省は10月15日までに「令和8年度 地域における医薬品提供体制等の構築・強化に係るモデル事業」の実施要項を公表した。申し込みは令和8年10月13日(火)から開始しており、締め切りは10月30日(金)まで。
【2026.10.14配信】日本薬剤師会(日薬)会長の岩月進氏は10月14日に開かれた定例会見で、日本保険薬局協会など薬局関連団体が中央社会保険医療協議会(中医協)へ委員参画を求める意見を公表したことに対してコメントした。
【2026.10.12配信】10月12日、新潟で開かれた「第59回日本薬剤師会学術大会」が閉幕した。来年、2027年の第60回大会は福島県で開催される。大会運営委員長を務める福島県薬剤師会会長の長谷川祐一氏は、「東日本大震災という困難を乗り越えた経験のある福島だからこそ発信できる学びと実践を全国の皆様と共有できる大会を目指す」と語った。