健康サポート薬局の届け出を半年後の2022年4月時点で1450薬局が計画
同調査では、日本保険薬局協会111社(1万49薬局)が回答した。薬局数ベースでは回答率は60.6%。
健康サポートの届け出状況では、現在の届出薬局数は939薬局。回答企業における届出割合は9.3%だった。
半年後の2022年4月時点での計画では1450薬局、割合は14.4%。
2025年の計画は、2977薬局、47.9%だった。
割合は、いわゆる加重平均値。2025年の数値では、中期計画のある企業63社(6220薬局)に対して、2025年時点の届出割合を聞き、その比率から当該社の届け出計画の実店舗数を割り出し、63社の加重平均を計算した。その結果が47.9%で、店舗数では2977薬局になる計算。
地域連携薬局は2025年計画で4748薬局
地域連携薬局の届出では、現在の薬局数は293薬局、割合は2.9%。
2022年4月計画は1063薬局、10.5%。
2025年計画では4748薬局、74.3%(中期計画のある67社6390薬局中)。
専門医療機関連携薬局の届出では、現在の薬局数は24薬局。
2022年4月計画では、67薬局。
2025年計画では、247薬局。
いずれも2025年の計画数字は、中期経営計画のある企業を対象にした数値。
「全国の状況と比較すると業界をリードする結果」
日本保険薬局協会では、この結果について「全国の状況と比較すると業界をリードする結果だった」と総括。
全国平均をみると、健康サポート薬局は2608薬局、4.3%。
地域連携薬局は836薬局、1.4%。
「今後も意欲的な計画、目標を掲げている企業も多く、引き続き、推進していく中での課題や好事例を共有し、地域における認定薬局の整備やサービスの質向上につなげたい」としている。
健康サポート薬局の届け出意向が2022年から2025年にかけて急増していることについて「予防への貢献の意識の高まりか」と記者に聞かれると、首藤正一会長は、「そういった意識は高まっている」と話した。