薬王堂ホールディングスの第2四半期決算は、売上高567億6400万円(前年同四半期比+11.7%)、営業利益30億5700万円(同+50.2%)、経常利益32億1700万円(同+43.2%)、純利益19億4300万円(同+24.0%)だった。新型コロナウイルス感染症拡大により需要増が背景。
今期中の出店は26店舗を計画。青森4、秋田6、岩手5、宮城2、山形1、福島8。期末店舗数は322店舗となる見込み。
2021年2月期の通期業績の見通しは、売上高1103億円(前年同期比+8.1%)、営業利益39億1500万円(同0.0%)、経常利益43億1500万円(同+0.4%)、純利益31億2700万円(同+0.1%)を計画する。
また、取り組み事例として、ポイントカードの「WA!CA」の会員が順調に増加していると説明。9月実績で161万人となったという。
セルスペクト社とのセルフ健康チェックの取り組みについては、コロナの影響で中止しているものの、血液チェックは8月末までの累計利用者人数は3827人となった。西郷社長は「多くの方に利用いただいており、感染の状況をみながら、再開したい」と意欲をみせた。

【第2四半期】薬王堂HD、最高益も通期は据え置き。カード会員が160万人に
【2020.10.19配信】薬王堂ホールディングスは2021年2月期 第2四半期決算を公表し、同社代表取締役社長の西郷辰弘氏による説明会をオンライン配信した。対象期間は2020年3月1日~2020年8月31日。新型コロナウイルス感染症拡大による感染対策品の需要増等により、売上高は対前年同期比+11.7%と2桁成長。粗利率の上昇と販管費の低減により、営業利益は同+50.2%と最高益となった。一方、通期業績予想では4月公表の営業利益同0%の内容を据え置き。西郷社長は、「慎重な予測と思われるかもしれないが、前期には1・2月のコロナ特需の期間があることに加え、コロナの先行きも不透明」と、通期業績予想据え置きの理由を説明した。
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