処方箋入力時にAIエージェントが入力内容をチェック、および疑義照会の必要性などをアドバイスする
AIエージェント(自律的に最適な手段を選択し必要な作業を遂行する技術)分野については、株式会社mediLabからの技術協力を得ることで開発の加速を図り、2026年度中のサービス提供開始を目指している。
AIエージェント技術を活用し、真に保険薬局を支える「オールインワンプラットフォーム」のサービス開発に着手。同サービスにより、レセコンと電子薬歴をシームレスに結び付け、新しい薬局業務を提案することで、薬局業務全体を効率化するという。
開発背景として、高齢化社会の進展や社会保障費の増大に伴い、保険薬局には地域医療サービスの中心的役割を担うことが期待されている一方、保険薬局向けには、電子薬歴を中心に対人業務を支援する様々なシステムが各社から提供
されており、レセコンにおいては抜本的な業務効率化に繋がるシステムが提供されていないことを挙げている。異なるメーカーの電子薬歴とレセコンを利用するケースが見受けられ、その結果、画面の操作性や認証方式が異なる、データの二重入力が必要になる、販売・保守サポート窓口が異なる等の課題があったとする。
同社は、次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」を立ち上げ、第一弾としてクラウド版電子薬歴サービスを2023年6月から販売を開始。さらに、生成AI技術を活用した電子薬歴向け新サービス「AIアシスタント」を2025年1月からサービスインしているが、AI技術を積極的に取り入れることで、保険薬局を支えるサービス拡充を図っていく方針。
サービスの特長は以下の通り。
①AIエージェントサポート
処方データの自動入力や業務提案を行う他、処方内容のチェックや調剤完了時間の目安提示等、薬剤師の業務を支援する。
②オートレセプション
薬剤師アバターが受付を担当し、事前予約やマイナンバーカードを利用してスムーズに処方箋を受け付け、必要な質問を自動で行う。
③オールインワン
レセコンと電子薬歴の違いを意識することなく、薬剤師が一つの画面で業務を完結できるように、処方箋受付から服薬指導・薬歴作成までシームレスに行うことできる。
「保険薬局向けオールインワンプラットフォーム」は、2026年度中のサービス提供開始を目指す。
下記の会場にて同サービスのプロトタイプを参考出展する。
① 第6回 次世代薬局EXPO 東京展
会期:2025年10月1日(水)~3日(金)
会場:幕張メッセ
② 第58回 日本薬剤師会学術大会
会期:2025年10月12日(日)~13日(月・祝)
会場:国立京都国際会館
③ 第19回 日本薬局学会学術総会
会期:2025年11月1日(土)~ 2日(日)
会場:札幌コンベンションセンター
