参議院本会議の採決結果は総数236のうち、賛成216、反対20。賛成多数で原案通り可決・成立した。
なお、参議院と衆議院で附帯決議が採択されている。
改正薬機法は、不正事案の発生発生等に伴う医薬品の供給不足や創薬環境の変化等の状況に対応するため、医薬品品質保証責任者等の設置の義務付け、後発医薬品の安定的な供給体制の構築の支援、特定医薬品供給体制管理責任者の設置の義務付け、革新的な新薬の研究開発の支援、条件付き承認の見直し、調剤業務の一部外部委託の許容、医薬品の適正な販売方法への見直し等の措置を講じるもの。
参議院厚生労働委員会の審議の経過としては、医薬品の安定的供給確保に向けた取り組みや条件付き承認制度の見直しに伴う懸念、いわゆる零売に対する規制のあり方などについて質疑が行なわれた。委員会では日本共産党とれいわ新選組が反対したが、賛成多数で原案通り可決されていた。