【お薬手帳情報共有】「イークスキャン」開始/内容をQRコードで医療機関等と共有

【お薬手帳情報共有】「イークスキャン」開始/内容をQRコードで医療機関等と共有

【2025.04.14配信】「e薬SCAN(イークスキャン)」の利用が開始された。患者の電子お薬手帳アプリから発行したQRコードを医療機関のスマートフォン等で読み取るだけで、電子お薬手帳の情報をお預かりできるアプリとなっている。利用料は無料。


日本薬剤師会が開発手掛ける

 現在、スマホの電子お薬手帳アプリの普及も進んできている。スマホの中にお薬手帳がアプリとして入っていれば、手帳を忘れることもなく、また急な場合にも、飲んでいるお薬が確認できるなど、利便性が高い。その一方で、医療機関や在宅訪問等の場面で患者さんの電子お薬手帳の情報を電子的に預かることが難しい場合や、アプリ毎に操作や表示方法が違うため医療従事者にとっても必要な情報が把握しづらい、などといった課題があった。

 e薬SCAN(イークスキャン)」に対応している電子お薬手帳アプリであれば、医療機関は患者さんにスマホを借りることなく、過去のお薬手帳のデータを預かることができ、患者さんの服薬状況を把握しやすくなる。

 e薬SCAN(イークスキャン)は、「令和6年度データヘルス改革を見据えた次世代お薬手帳活用推進事業費補助金」の実施法人として日本薬剤師会が採択を受け、開発を手掛けたもの。 

 詳細はHPで確認できる。
https://www.nichiyaku.or.jp/ekuscan/

この記事のライター

関連する投稿


【日薬】フリマ転売を迷惑行為通報/「薬屋のひとりごと」コラボお薬手帳で

【日薬】フリマ転売を迷惑行為通報/「薬屋のひとりごと」コラボお薬手帳で

【2025.03.04配信】日本薬剤師会は3月4日に定例会見を開き、「薬屋のひとりごと」とコラボしたお薬手帳の取り扱いの徹底について周知したことを報告した。


【日本調剤】自社電子お薬手帳、電子処方箋情報取り込み開始

【日本調剤】自社電子お薬手帳、電子処方箋情報取り込み開始

【2023.08.29配信】日本調剤は自社の電子版お薬手帳である「お薬手帳プラス」に関して、マイナポータルとの連携機能を拡張し、新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報を取り込みが可能になたと公表した。


【トモズ】アプリをお薬手帳と連携、「Ponta」とも。

【トモズ】アプリをお薬手帳と連携、「Ponta」とも。

【2020.12.15配信】トモズは、自社アプリに関して、ロイヤリティマーケティングが提供するポイントプログラム『Ponta カード』の表示機能と、PHCが提供する電子版お薬手帳アプリ『ヘルスケア手帳』への遷移機能を実装したと発表した。


新生堂薬局、ドゲンジャーズの「やくいく手帳」取り扱い店案内

新生堂薬局、ドゲンジャーズの「やくいく手帳」取り扱い店案内

【2020.05.05リリース配信】 新生堂薬局はホームページで「やくいく手帳」の取り扱い店の案内を告知した。 「やくいく手帳」はドゲンジャーズ公式サイトで案内しているもので、SGDs(持続可能な開発目標)の一環として番組オリジナルのおくすり手帳である「やくいく手帳」を作成、全国の薬局へ合計100万部を無償配布している。処方された薬を最後まで飲むことの大切さを伝えるため、通常のお薬手帳の機能に加えて、処方された薬を最後まで飲み切れているか確認できる仕様になっている。『やくいく手帳』は同社の調剤薬局各店にて数量限定で配布している。


日本調剤の「お薬手帳プラス」、感染拡大予防策の好事例として紹介

日本調剤の「お薬手帳プラス」、感染拡大予防策の好事例として紹介

【2020.04.29リリース配信】全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社(本社所在地:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:三津原 庸介、以下「日本調剤」)は、経済産業省、農林水産省、消費者庁と公益財団法人流通経済研究所が連携して開設した「新型コロナウイルス感染拡大防止のための取組事例を紹介するサイト(https://distribute-dei-taisaku.jp/)」において、同社の電子お薬手帳「お薬手帳プラス」を活用した迅速なお薬の受け渡しなどの複数の取組が調剤薬局の好事例として紹介されたことを告知した。


最新の投稿


【厚労省_令和6年度医薬品販売制度実態把握調査】“濫用薬”販売方法で改善みられる

【厚労省_令和6年度医薬品販売制度実態把握調査】“濫用薬”販売方法で改善みられる

【2025.08.26配信】厚生労働省は8月22日、「令和6年度医薬品販売制度実態把握調査」の結果を公表した。同調査は、薬局・店舗販売業の許可を得た店舗が医薬品の販売に際し、店舗やインターネットで消費者に適切に説明を行っているかどうか等について調べたもの。令和6年度の調査は、前年度に引き続き一般用医薬品のインターネットでの販売状況や要指導医薬品の店舗での販売状況を含めた調査を実施した。


【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【2025.08.19配信】スギホールディングス株式会社は8月19日、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開する株式会社セキ薬品の株式(3万7929株、持株比率 34.8%)を取得し、持分法適用会社とすることについて決定し、同日、株式譲渡契約を締結したと公表した。


【薬局DXコンソーシアム】病院が新たに加盟/社会医療法人 仁厚会

【薬局DXコンソーシアム】病院が新たに加盟/社会医療法人 仁厚会

【2025.08.19配信】薬局DXコンソーシアムに病院が加盟した。社会医療法人 仁厚会が会員となった。


【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【2025.08.08配信】日本薬剤師会が公表した「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」。このうちの1つの事項である「地域の医薬品情報の把握・共有の取組」。この実践へ向けて情報共有のためのシステム選定の動きも活発化してきた。こうした中、メディカルシステムネットワーク(MSNW)では、もともと地域薬剤師会と共に開発を進めてきた「LINCLEちいき版」の提案を強化している。すでに10以上の都道府県薬剤師会への提案を進行中だという。


【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【2025.08.08配信】厚生労働省はこのほど、保険調剤「確認事項」(令和7年度改訂版)を公表した。2枚処方箋を受け付けることにより、投薬期間上限を超えるなどの不適切事例を指摘している。