新しい体制では、前・日本薬剤師会副会長の安部好弘氏が、東京都薬剤師会(都薬)の常務理事に就く。
都薬会長の髙橋正夫氏は、安部氏就任の背景について、「これまで安部先生には、日薬の業務で忙しいということもあり、都薬の理事として横から助けていただいていた。日薬の執行部からはずれたということで都薬に専念いただけるということで常務理事になっていただいた」とした。
担当業務としては総務部や調査企画部で、事務局のDX推進を担う方針。
加えて、髙松登・都薬副会長も日薬執行部メンバーではなくなったことで、これまで以上に都薬の学術部や職能対策部などの業務に注力する方針。
安部氏は、会見でコメント。都薬に対しては「若い方が一生懸命取り組んでいるなとイメージ」を持っているとし、推進するDXについては「若い方と相談したり聞いたりしながら進めることになると思う。一方で、「薬剤師会としてのさまざまな交渉ごとにおける判断」などでは安部氏の経験も生かしていきたいとの考えを示した。

【東京都薬剤師会】安部好弘・元日薬副会長が常務理事に就任
【2024.09.06配信】東京都薬剤師会は9月6日、定例会見を開き、新しい執行部体制について報告した。
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