このたび大阪府は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」第75条第1項の規定に基づき、以下のとおり業務の停止を命じた。
処分日は令和6年7月29日(月曜日)。
処分対象者はウェーブ薬局株式会社(大阪府堺市堺区榎元町3丁2-1)代表取締役の中村和憲氏。
処分対象施設は、ウェーブ薬局磯上店(大阪府岸和田市磯上町1-8-6)。
処分内容は、令和6年7月30日(火曜日)から同年8月16日(金曜日)まで(18日間)の薬局の業務停止。
処分理由は以下のとおり。
・薬局開設者が、薬剤師でない者に販売又は授与の目的で調剤させていた。
・薬剤師でない者が、販売又は授与の目的で調剤していた。
・薬局の管理者が、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、薬局に勤務する薬剤師その他従業者を監督していなかった。
(法第9条第1項に基づく法施行規則第11条の8第1項、薬剤師法第19条、法第8条第1項)
なお、同事案に関連した健康被害は確認されていないという。
違反内容としては水剤の調製を無資格者が行っていたもの。
【大阪府】ウェーブ薬局磯上店(岸和田市)を行政処分/無資格者が調剤
【2024.07.29配信】大阪府は7月29日、ウェーブ薬局磯上店(所在地:大阪府岸和田市磯上町1-8-6)を薬機法違反で行政処分した。
最新の投稿
【薬機法改正】「指定濫用防止医薬品」にデキストロメトルファンとジフェンヒドラミン/調査会方針
【2025.11.11配信】厚生労働省は11月11日、「令和7年度第8回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開き、改正薬機法に定めた「指定濫用防止医薬品」としてデキストロメトルファンとジフェンヒドラミンを指定する方針を了承した。
【2025.11.09配信】薬局団体連絡協議会(薬団連)は11月9日に「第7回シンポジウム」を開き、「OTC類似薬」をテーマに取り上げた。参画団体共通の声明については今後の課題として、今回は策定・公表はしていない。
【東京都薬剤師会】市販緊急避妊薬の「産婦人科医等との連携リスト」関与の方針
【2025.11.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は11月7日に定例会見を開いた。その中で、市販化の見通しとなった緊急避妊薬の販売条件となる「産婦人科医等との連携体制」のリストについて、都薬としても関与していく方針を示した。
【東京都薬剤師会】改定議論、「大手に誤解進むのは怖い」/髙橋正夫会長
【2025.11.07配信】東京都薬剤師会は11月7日に定例会見を開いた。この中で髙橋正夫会長は、調剤報酬改定の議論に触れ、「大手の方々に誤解進むのは怖い」と話した。
【日本薬剤師会】財政審の改革提言に反論、「薬局増えても調剤報酬増えない」
【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に会見を開いた。この中で、同日公表された財政制度等審議会(財政審)財政制度分科会の提言に対し反論した。