「在宅医療における薬剤提供」については、厚労省は9月を目途に一次医療圏ごとの薬局の体制について示す意向を示した。
この課題をめぐっては少数ではあっても、患者の状態の変化により緊急に薬剤提供が必要となった場合に円滑に薬剤を提供できなかった事例が存在していることが問題視されている。
そのことから、事務局は在宅医療における薬剤提供については、一次医療圏(≒市区町村)単位の薬局等の状況等の実態も踏まえた検討が必要と提示した。本件は規制改革推進会議でも同様の指摘が出ているもの。
状況を示した上で、課題解決のための対応策としては薬局と医療機関、訪問看護ステーションの連携が必要とし、薬局が訪問対応していない患者についても、事前の連携体制をどのように構築していくかが議論になる見込みだ。

【厚労省】一次医療圏の薬局の状況調査へ/9月ごろまでに結果示す意向
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