これまで文部科学省は、薬学6年制課程の新設並びに収容定員増について、所定の基準等に適合していれば原則認可してきた従来の考え方を改めて抑制方針をとることとし、 関係告示の一部改正が行われていた。
一方、今般の抑制策においては、文部科学大臣が別に定める基準に該当する区域では適用しない旨の例外措置が設けられている。 これについて文部科学省は、 7月14日に開催された中央教育審議会大学分科会において、 厚生労働省が示した薬剤師偏在指標を基に12県 (青森、山形、群馬、富山、福井、岐阜、愛知、三重、大分、宮崎、 鹿児島、沖縄) を例外措置の該当区域とする旨を示す告示案を提出し、了承された。現在、これを受けて8月13日を期限として同案に対するパブリックコメントが実施されている。
日本薬剤師会は今回の告示案に対して、「薬剤師の質的向上のために定められた薬学部定員抑制策が実質的に行われないことが危惧される」として、 「本会の考える方向性とは異なり、 容認し難い」との考えを表明。パブリックコメントに早期に意見提出する考えを示した。
さらに、今回の告示案については、「全国の薬学教育の質保証に深く関連する重要なもの」として、都道府県薬剤師会に対してもパブリックコメント提出を積極的に検討してほしい旨、通知を発出した。
【日本薬剤師会】文科省の薬学部定員抑制“例外12県”に「容認し難い」/会員へパブコメの積極提出呼びかけ
【2023.07.21配信】日本薬剤師会は7月21日に定例会見を開き、文科省中央教育審議会で薬学6年制課程の定員抑制の例外区域を設ける告示案が了承されたことについて、「当会としては容認し難い」とし、会員に対してパブコメの積極的な提出を呼びかける通知を発出したことを説明した。
関連する投稿
【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み
【2025.12.23配信】日本薬剤師会は12月23日に定例会見を開き、日本薬剤師会の全国会員数調査報告について報告した。
【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」
【2025.12.03配信】日本薬剤師会は12月3日に定例会見を開いた。その場で中医協委員である副会長の森昌平氏は調剤基本料1を取り上げた議論に対して、日薬としては「対応は全く考えていない」と言及した。
【2025.12.03配信】日本薬剤師会(日薬)は12月3日に定例会見を開き、中医協での調剤報酬改定の議論について言及した。
【日本薬剤師会】財政審の改革提言に反論、「薬局増えても調剤報酬増えない」
【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に会見を開いた。この中で、同日公表された財政制度等審議会(財政審)財政制度分科会の提言に対し反論した。
【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に定例会見を開いた。その中で、岩月進会長が中医協での敷地内薬局をめぐる議論に対してコメントした。
最新の投稿
【コクミン不適切な薬事業務問題】当該所管自治体、処分等かは内容を「精査中」
【2026.03.02配信】関西を地盤にドラッグストアを展開しているコクミン(大阪市住之江区、代表取締役社長絹巻秀展氏)の「不適切な薬事業務」問題で、所管自治体は「内容を精査中」であるとした。
【2026.03.02配信】ウエルシアホールディングス連結子会社で関西を地盤にドラッグストアを展開しているコクミン(大阪市住之江区、代表取締役社長絹巻秀展氏)は3月2日、同社HPで「不適切な薬事業務に関するお詫び」を公表した。
【2026.02.28配信】日本病院薬剤師会は2月28日に臨時総会を開催し、令和8・9年度役員候補選挙を行った。現任会長のほか、現任副会長も全員が当選した。正式には6月の通常総会での承認をもって就任となる。
【大木ヘルスケアHD】 ADTANK社と業務提携/セールスプロモーションで協業
【2026.02.26配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松井秀正氏)は2月19日、セールスプロモーションを手掛けるADTANK株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役 CEO:菅野健一氏)と業務提携契約を締結したと公表した。なお、今回の業務提携に先立ち、大木ヘルスケアHDはADTANK による第三者割当増資を引き受け、出資している。
【大木ヘルスケアHD】“濫用防止薬”、市場にはマイナス/リテラシー向上貢献に意欲
【2026.02.26配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアHDは2月26日に会見を開いた。「2026OHKI春夏用カテゴリー提案商談会」を2月25日 (水)~2月26日 (木)まで開催しており、会期中に会見を行ったもの。