2023年3月17日 (金)、 18 日 (土)の両日に、第4回日本ヘルスケア学会年次大会、公益財団法人日本ヘルスケア協会活動発表会を開催する。
費用が参加の障害になるとの意見があったことから、全面無償化を決定したという。
1社から何名でも、また興味のあるコマだけの参加も可能。ただし、事前登録は必要。事前には予稿集を、また事後には開催報告書を送付する予定。下記のホームページにある参加申込書により、登録が可能。
https://jahi.jp/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/3672/
年次大会・活動発表会の内容は以下の通り。
■会期:2023年3月17日(金)・18日(土)
■会場:明治大学駿河台キャンパス
■メインテーマは「ヘルスケアが拓く健康で豊かな未来社会~肥沃な市場を切り拓くシナジーの創出」
過去に五木寛之氏、稀勢の里関等を招いた集客力に重点を置いたプログラムから、最新・最先端の情報提供を中心にした学術的内容を目指すとしている。
今大会の目玉の一つは、セルフチェックの推進であるとし、2022年11月に再スタートしたセルフチェック部会の構成員を中心としたセルフチェック機器のデモを10階の教室で行う。健康測定器、検査キット、疾患管理アプリ等の活用と、消費者の状況に応じた商品サービス選択のメリットを高める活動推進につなげたい考え。
主なプログラムは以下の通り。
(1)基調講演 桐村里紗 医師「プラネタリーヘルス~人も地球も健康なまちづくり」
新たな学術分野や企業活動で注目されているプラネタリーヘルス(人と地球の健康)の実践の場として鳥取県江府町当局と連携し、無農薬・無施肥・不耕起の協生農法を試行。「腸内の土壌改良にもなる食の選択」を唱える地域創生医。
(2)教育講演7 獨協医科大学・井手久満教授「セルフチェックの重要性と課題」
健常者には自らの日常的な健康状態と生活習慣のチェックを促し、一方、高リスクの生活者には疾病の早期発見と適切な受診勧奨、重篤化させない環境を整えるためには、セルフチェックが決定的に重要。昨年11月に再スタートしたセルフチェック部会の部会長から機器・検査キット・疾病管理アプリ等の条件整備の方向を学ぶ。
(3)教育講演8東大医学系研究科 岩坪威教授「アルツハイマー病の超早期診断から認知症克服に向けて」
2025年、日本の65歳以上人口の認知症割合は約20%と推計される中、この分野の最先端研究に携われている岩坪教授から、アルツハイマー病問題への基本的対処について学ぶ。
(4)特別講演 酒井直人 東京都中野区長「『健康』で築くまちづくり」
今後の本格的な超高齢・定常的な人口減少社会の到来に向け、「健康」概念を街づくりの中心に据えて斬新な行政を進める先進自治体・東京都中野区の酒井区長から、中野区「総合アクションプラン」を踏まえた今後の区政の方向について伺い、藤井多希子地域包括ケア推進担当部長から補足して頂く。
その他のプログラムは以下の通り。
(1)教育講演1(一社)人とペットの幸せ創造協会 越村義雄会長「ペットとの共生とヘルスケア」
(2)教育講演2ごはんが食べたい歯科 齋藤貴之院長「在宅歯科診療の現状と将来」
(3)教育講演3(株)スギ薬局 杉浦伸哉常務取締役「管理栄養士の栄養指導活用」
(4)教育講演4弘前大学 青山正和名誉教授「植物生育と腐植物質」
(5)教育講演5(一社)日本薬業研修センター医薬研究所堀美智子所長「ファーストエイド普及の重要性と課題」
(6)教育講演6Woman’s 阿部エリナ代表取締役「女性のヘルスケア」
(7)教育講演8法政大学大学院 玄場公規教授「健康経営普及の現状と課題」
(8)協賛団体報告 応用薬理研究会 大泉康会長(予定)
(9)関係官庁報告 経産省、農水省(予定)