改訂案では、大学と医療現場がいっそう連携して教育を行うことを記載したほか、薬物治療を個別最適化する能力の向上などを記載している。
情報科学技術が進展していることに対応して、情報科学技術を活用する能力の養成も記載。データサイエンスなどの項目も書き加えた。
新興感染症蔓延などの危機にさらされる社会環境にも応えるため、感染症の予防・蔓延防止に係る内容も充実を図っている。
案の詳細は文科省HPで確認できる。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/040/siryo/mext_00024.html

【薬学教育カリキュラム改訂】案を了承、パブコメへ
【2022.11.25配信】文部科学省は11月25日、「薬学系人材養成の在り方に関する検討会」を開催し、薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂を了承した。今後、パブコメを経て、令和5年3月に確定版を公表、1年間の周知期間をもって、令和6年度から導入される。
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【2021.10.11配信】明治薬科大学学長の越前宏俊氏は10月11日、日本調剤が主催したフォミューラリシリーズ勉強会で講演し、フォーミュラリが薬学教育現場でも活用できることを提唱した。同種同薬効の多数の薬剤の中で、「患者に望ましい医薬品を1つや2つ選択するには薬価収載本やガイドラインでは足りず、フォーミュラリが有用」との考えを示したもの。
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