【店頭トレンド発信】池袋トレンドの中心、マツモトキヨシPart2店を直撃

【店頭トレンド発信】池袋トレンドの中心、マツモトキヨシPart2店を直撃

【2021.10.21配信】マツモトキヨシ池袋Part2店は2019年11月にリニューアルオープンした新しいカタチの都市型店舗だ。体験・体感・発見をテーマとし、従来のドラッグストアでは感じることが出来ない体験を提供している。都内中心部の店舗に新たなモチーフを掲げて再スタートを切るのは企業側としても実験的な要素が大きい。人々に定着するまで時間がかかり、地域に馴染めず閉店のリスクもある中、2021年現在、コロナ禍に負けずに池袋の街を活気づけている。今回はリニューアル当初から注目していたマツモトキヨシPart2店を紹介。ここの店舗ならではのエンターテイメント性に富んだ魅力をお伝えする。【記事=登録販売者ライター・「梨さん」】


1, トレンド発信ゾーン「マツキヨゴー」とオーガニックな新提案「100%Natural Ice」

 店舗の外観は従来のマツキヨシンボルカラーである黄色と、matukiyo LABを彷彿させるシックな黒をミックスした色合い。
 第一印象は大胆で奇抜、しかしその奇抜さが目を引くデザインとなっており、遠目からでも池袋Part2店を確認することが出来る。
 建物は地下1階から地上四階。主にスキンケアやコスメティックのフロアが続くが、3階には調剤薬局が併設されており、ヘルスケアのサービスも万全だ。

 1階入口にはトレンド発信ゾーン、通称「マツキヨゴー」を設置。時代の変化を迅速に取り入れ、今話題の化粧品がズラリと並んでいる。長年愛されているヒット商品からSNSで話題になった新しいものまで品揃えは様々。最先端で華やかなアイテムをいつでもチェックすることが出来る。
 取り扱う商品の価格帯はプチプラから高級なものまで幅広くカバー。若年層のトレンドを追求しつつ、価格に縛られないラインナップで、どの客層でも買い物を楽しめるようにと意識されたつくりとなっている。

 マツキヨゴー中央にはショーウインドウがあり、話題の商品が美術品のように展開されている。来店当日はS〇-Ⅱがディスプレイされており、メインアイテムの化粧水はターンテーブル上に展開、百貨店のような煌びやかな空間を演出していた。
 ショーウインドウの周りはスキンケアの棚がぐるりと一周されていて、まるでドームの中にスキンケアアイテムが並んでいるかのような印象を持つ。さらに、一階フロアには化粧品人気ランキングも掲示。ランキングはカテゴリ別に分かれており、商品の現物も一緒に展開されている。一部商品はテスターを使用することができ、使用感を試すことも可能だ。

 このフロアでは、①今現在のトレンドの情報をいち早く入手することができ、②その場で知り得た話題品は実際に手に取って見ることが可能 ③気に入ったらその場で購入し、即日持ち帰って使うことが出来る。
 SNSや美容雑誌を見なくても商品の魅力と勢いを感じられる売り場となっており、商品との出会いから購入までの流れが大変スムーズで満足度の高い買い物が出来る。
 また、当日はマツキヨゴーに長い時間滞在していたが、高価格帯のアイテムを見ていてもスタッフからのむやみな声掛けがなかった。百貨店やブランド専門店でよくある「何かお探しですか?」という(煩わしい)声掛けを気にする必要がなく、自分のペースでじっくりと商品を見て回ることが出来るのもストレスフリーで買い物を楽しめるポイントのひとつだろう。

 レジ横にはオリジナルアイスコーナーを導入。株式会社MASHUPと共同開発した「100%Natural Ice」を販売している。白砂糖・保存料不使用、アレルゲンフリーと気になる添加物は一切使っていない、カラダに優しいオーガニック&ナチュラルアイスだ。カロリーや糖質が気になる方でも気軽に食べることができ、健康志向の方におススメのデザートとして提案されている。
 アイス以外にも果汁を使ったスーパージュースも販売。濃縮還元ではない、国産のフルーツだけを使った正真正銘の100%ジュースとなっており、美容にこだわりたい方におススメの逸品となっている。

 展開の仕方が凝っていてふらりと立ち寄るだけでも楽しい気持ちにしてくれる要素満載のマツキヨゴー。商品の種類も豊富なので商品を比較してじっくり買い物をすることもできる。
 コスメを気軽に楽しみたいライトな層やこだわりが強いコアな層のニーズにも応えられる鮮やかで機能的な売り場を、是非一度体感してみてほしい。

2, 男性化粧品専門「Men’s Garage」

 地下1階には男性化粧品専門コーナー「Men’s Garage」を導入。
 昨今の男性による美容意識の高まりを受け、マツキヨ初の試みとして美容男子に向けた専用スペースを店内に設けた。
 Men’s Garageの内装は木の温かみを感じる北欧スタイル。モデルルームのような落ち着きのある空間だ。
 コンポやオシャレな自転車が展示されており、空間装飾にも力を入れている。取り扱いブランドは、資生堂メン・GATSBY・unoなど王道なものからOCEAN TRICO・LIPPS・Lab SERIESなどニッチなブランドまで多種多様の商品が並ぶため、自分の好みのものが選べるようになっている。

 「自分の好みのものを選べる売り場」一見当たり前のように感じるが男性化粧品ではそれが特別なことであると私は感じる。今までのドラッグストアは男性化粧品に重点を置くことが少なく、ブランドの取り扱いも種類が限られていることが多かった。
 メンズコスメの取扱いがある店舗でも、「日焼け止めはトップシェアのブランドだけ、BBクリームは無難なものが一種類だけ…」と選ぶものがあらかじめ決まっている売り場が多いのだ。
 ここではテッパンアイテムからマイナーなのものまで、多くのブランドや価格帯の化粧品が取り揃えられているので選択肢が多い。化粧水・乳液・目元クリームやしわ改善クリームといったスキンケアから、ファンデーション・コンシーラー・アイブローなどのメイクアップまで、女性向け化粧品と遜色ない品揃えだ。
 
 女性向けの化粧品では当たり前の光景だが、ここでは「男性化粧品を選ぶ自由と楽しさ」を提供してくれているのだ。目新しい商品も数多くあり、男性化粧品も女性向けの化粧品と同じように、色んな商品を見つけて楽しみながら買い物をすることが出来るのは他のドラッグストアにはなかなかない大きなポイントだ。

 Men’s Garageには1万円以上する化粧品の取り扱いもあり、見て回るだけでも驚きと楽しさの連続であった。今後はMen’s Garageを起点にメンズコスメを身近に感じさせてくれるサービスの拡大と新たなアイデアの実現に期待する。

最後に

 2021年10月に経営統合したマツキヨココカラ&カンパニーは「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に」をグループビジョンに掲げた。
 人々の生活がもっと楽しくなるよう、美と健康の分野を軸に新しい技術を取り入れて挑戦し続けるという意気込みを表している。
 また、ワクワクした気分になってほしいという想いを込めたスローガン「Find your”!”」も発表。マツモトキヨシ池袋Part2店は合併前の店舗だが、グループビジョンとスローガンをそのまま実現させたような素晴らしい店舗だ。
 ココカラファインと合併したことでより大きな企業となった今、新しく生まれてくるであろう、個性的でワクワクしたドラックストアはいったいどんなカタチになるのだろうか。今からワクワクが止まらない。

この記事のライター

関連する投稿


【マツキヨココカラ&カンパニー人事】代表取締役の異動

【マツキヨココカラ&カンパニー人事】代表取締役の異動

【2023.02.14配信】マツキヨココカラ&カンパニーは2月14 日開催の取締役会において、2023年4月1日付で、同社代表取締役の異動などについて、決議したと公表した。


【マツキヨココカラ】ブランド評価で国内ドラッグストア1位に/「マツモトキヨシ」ブランドで

【マツキヨココカラ】ブランド評価で国内ドラッグストア1位に/「マツモトキヨシ」ブランドで

【2022.03.09配信】マツキヨココカラ&カンパニーが展開する「マツモトキヨシ」は、グローバルに展開される日本発のブランド価値評価ランキング 『Best Japan Brands 2022』において第 82 位にランクインした。日本のドラッグストアとして ナンバーワンブランドの評価。同ランキングは世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社が行っているもの。


【統合後初の月次】マツキヨココカラ&カンパニー、10月月次は全店+1.0%、既存店-3.8%/グループ店舗数3305店舗、うち調剤実施店舗831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)

【統合後初の月次】マツキヨココカラ&カンパニー、10月月次は全店+1.0%、既存店-3.8%/グループ店舗数3305店舗、うち調剤実施店舗831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)

【2021.11.22配信】マツキヨココカラ&カンパニーは11月19日、統合後初の月次業績となる10月月次を公表した。10月月次の売上は、全店(前年同月比)+1.0%、既存店-3.8%だった。10月末グループ店舗数は3305店舗で、うち調剤実施店舗は831店舗(調剤実施店舗比率25.1%)となった。


【マツキヨココカラ】メディセオとSDGs取り組み/受発注減によるCO2削減など

【マツキヨココカラ】メディセオとSDGs取り組み/受発注減によるCO2削減など

【2021.10.29配信】マツキヨココカラ&カンパニーは、2021年10月からメディパル ホールディングス子会社のメディセオと、「持続可能な社会を実現するための新たな医療用医薬品流通最適化モデル構築の取り組み」を開始した。受発注減によるCO2削減のほか、従業員の生産性向上、働き方改革などに取り組む。


最新の投稿


【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【2024.07.19配信】厚生労働省は、現在3年間となっている処方箋の保存期間について見直す方針を示した。「第7回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で提示した。診療録の保存期間が5年となっている中、電子処方箋については処方箋を調剤済みとなった日から5年間保存するサービスを提供しているなどの環境変化を挙げている。今後、制度部会で議題とする方針。


【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【2024.07.19配信】薬局DX推進コンソーシアムは7月19日、大阪市から調剤業務一部委託事業の確認通知を受け取ったと公表した。


【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【2024.07.19配信】日本保険薬局協会は7月19日に開かれた厚労省「第7回 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で意見書を提出した。「健康サポート薬局、地域連携薬局、地域支援体制加算届出薬局が描く薬局像は、小異こそあれ、分立させるほどの違いはない」とした。


【コスモス薬品】調剤事業、「低収益の調剤の姿になった時」が参入好機との見解

【コスモス薬品】調剤事業、「低収益の調剤の姿になった時」が参入好機との見解

【2024.07.18配信】コスモス薬品は7月18日に2024年5月期決算説明会を開催した。


【中医協】医療DX推進体制加算、10月から3区分に/マイナ保険証利用率に応じて

【中医協】医療DX推進体制加算、10月から3区分に/マイナ保険証利用率に応じて

【2024.07.17配信】厚生労働省は7月17日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、医療DX推進体制整備加算の取り扱いについて議論した。


ランキング


>>総合人気ランキング