コメヤ薬局は薬剤師・登録販売者のアバター(分身画像)を映し出し、遠隔地から接客できる新システムを導入した。
コメヤ薬局のスタッフが、親しみやすいキャラクター画像となって画面に登場し、顧客のご相談・カウンセリングを受ける。
画像はキャラクターだが、話をするのは同社の本店スタジオに常駐している専門知識を持った薬剤師または登録販売者で、顧客とリアルタイムで直接会話する。
感染症対策を考え、非対面でのカウンセリング・相談を受けることができるため、顧客に安心感を提供する。
現在はこのアバターシステムは、月橋店、小立野店、アピタ金沢店の3店舗で設置している。
また、コメヤ薬局の配置薬サービスにおいても、スマートフォンを通じてこのアバターシステムを用いた相談を自宅をはじめ、どこからでも受けることができるという。
同社では、「今後とも、地域の皆様の健康を支える役にたてるよう、様々なサービスを実施してまいりたいと思います」としている。

【アバターで接客】コメヤ薬局、非対面の相談で安心感/配置薬相談も受け付け
【2021.08.04配信】コメヤ薬局(石川県)は新システム「アバターを用いた遠隔接客」を開始した。
関連する投稿
【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用
【2022.05.17配信】日本調剤は産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」について厚生労働省より認定を受けたと公表した。
【薬王堂HD】西郷泰広氏が薬王堂のDX推進部長に/DX推進室を部に昇格
【2021.10.25配信】薬王堂ホールディングスは同社子会社の薬王堂のDX推進部長に西郷泰広氏が就く人事を公表した。DX推進室を部に昇格する。
【キリン堂】90名の内定者とオンライン交流会を開催/コミュニケーションでコロナ下の不安解消
【2021.10.19配信】関西を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開する株式会社キリン堂は、2021年10月3日(日)に2022年4月入社予定者90名の内定式をオンラインで開催した。
【日本調剤】DX戦略策定/電子処方箋時代見据え「場所に依存しない」シームレスなサービス提供を志向
【2021.09.02配信】日本調剤はDX戦略を策定し、公表した。2023年1月に開始が見込まれている電子処方箋の利活用を見据え、「場所に依存しない」シームレスなサービス提供を目指すとしている。
【OTC薬のカウンセリングアプリ導入】兵庫県のゴダイ/リアル店舗のほかネット通販と連動させリモート接客が可能
【2021.04.20配信】兵庫県を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開するゴダイは、OTC 医薬品販売のカウンセリング推進アプリ「D カウンセラー」を導入する。同アプリは顧客の症状や既往歴等をヒアリングしながら適切な商品を特定し紹介するためのタブレット端末専用のアプリ。リアル店舗・ネット販売双方における医薬品販売の CX・DX 推進にも寄与する。
最新の投稿
【デジタル臨調】管理薬剤師の常駐見直し、「完了済み」/コロナ下のテレワーク許容通知で
【2023.05.30配信】デジタル庁は5月30日に「デジタル臨時行政調査会」を開き、2023年3月までを見直し期限としていたアナログ規制見直しのフォローアップ状況を公表した。薬局に関わる事項としては、「薬局における管理薬剤師の常駐」の見直しがあり、「完了済み」とした。コロナ下のテレワークを許容した通知が発出されていることを受けたもの。
【薬PTPシート回収】実証実験で反響大きく/第一三共HCが中間結果公表/目標の3倍
【2023.05.30配信】第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区、社長:吉田勝彦氏)は5月30日、「おくすりシート リサイクルプログラム」実証実験の中間結果を公表した。「おくすりシート」は医薬品包装資材のPTPシートのこと。結果によると、反響が大きく、実施期間の約半分で目標回収量の約3倍を達成したという。
【大木ヘルスケアHD】ヘルスケア商品開発で合弁会社設立/リアルとネットのノウハウ融合
【2023.05.29配信】ヘルスケア卸の大木ヘルスケアホールディングスは5月29日、業界専門紙向けの説明会を開催した。その中でオーイズミ(所在地:神奈川県厚⽊市、代表者:代表取締役社⻑ ⼤泉秀治氏)との間で、合弁会社「株式会社Onff(オンフ)」を設⽴したことについて説明。オーイズミは、グループ⼦会社を通じてオンライン主体で化粧品や健康⾷品の販売を⾏っており、オンラインの流通ノウハウを有するオーイズミ社と、オフラインの流通ノウハウを有する大木ヘルスケアHDの連携によって、価値のある商品開発を手掛けていきたい考え。
【ウィーメックス】どのレセコンでも導入可能なクラウド型薬局支援システムの展開強化へ
【2023.05.29配信】PHCホールディングス株式会社傘下のウィーメックスは5月29日、同社の事業に関するメディアセッションを開催し、薬局支援システムの「digicare analytics(デジケアアナリティクス)」を紹介した。同システムは昨年10月にリリースしたばかりだが、すでに45社、300店舗超に導入されている。どのレセコンを使っていても導入できる点、PCにアプリをインストールするだけで使用できる簡便さが好評という。ユーザーからは1カ月後に把握していたような売上・加算取得状況が翌日には確認できるようになったことや、加算の取りこぼし対策が打ちやすくなったなどの評価の声が出ているという。
【EHRとPHRを連携】「あじさいネット」と沢井製薬の「SaluDi」/患者サポート拡充へ
【2023.05.26配信】医療機関の検査情報、レセプト情報、患者の背景や基礎情報も含まれるEHR(エレクトリック・ヘルス・レコ―ド)である「あじさいネット」は、患者の日々のバイタル・ライフログデータ(体重、血圧、歩数、活動量など)を含むPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)である「SaluDi」を連携させる。医療従事者の患者サポートがより一層充実したものとなるよう目指す。