キリン堂ホールディングスは、2020 年12 月16日開催の臨時株主総会において、株式併合に係る議案について原案どおり承認され、その後の所定の手続を経て、2021 年1月6日をもって、株式会社東京証券取引所市場第一部において上場廃止となると告知した。
同社の前身であり、現在は同社の完全子会社である株式会社キリン堂は、2000 年9月に株式会社大阪証券取引所市場第二部に上場。2003 年2月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2004 年3月に東京証券取引所市場第一部指定を受け、その後、2014 年8月に持株会社体制への移行を企図して、キリン堂が単独株式移転の方法により同社を設立。2014 年8月以降、キリン堂に代わり同社が東京証券取引所市場第一部に株式を上場した。
同社では、「上場以来、当社の株主の皆様をはじめ、関係者の皆様には、長年に亘り当社の経営にご理解と温かいご支援を賜りましたことを心より深く感謝申し上げます。今後も、より一層の企業価値の向上に努めてまいる所存でございますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とメッセージを送っている。
【上場廃止】キリン堂HD、MBO成立で
【2021.01.06配信】キリン堂ホールディングスは、1月6日をもって上場を廃止することを告知した。昨年11月には米投資ファンドのベインキャピタルと組んだMBO(経営陣が参加する買収)成立で上場廃止を決定していたが、改めて上場廃止を告知、メッセージを発信したもの。べインキャピタルは全世界で約 1000 億ドルの運用資産を持つ国際的投資会社。
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