【トレンド】Twitterトレンドに「レジハラ」。店員を守る体制の構築を

【トレンド】Twitterトレンドに「レジハラ」。店員を守る体制の構築を

【20200.09.03配信】9月3日、Twitterで「レジハラ」がトレンド入りした。民間キー局が、レジ袋有料化に伴うレジ精算時のトラブルを報道したことに反応したもの。番組内では、レジ袋が必要かどうかを聞かれることに対し、いら立ちを店員にぶつける人や、持参したエコバッグへの商品封入を店員に依頼する際にエコバックを投げつけるように渡す人などの事例が取り上げられている。これらを「レジスターハラスメント」、「レジハラ」として伝えた。


【20200.09.03配信】
 9月3日、Twitterで「レジハラ」がトレンド入りした。
 
 民間キー局が、レジ袋有料化に伴うレジ精算時のトラブルを報道したことに反応したもの。

 番組内では、レジ袋が必要かどうかを聞かれることに対し、いら立ちを店員にぶつける人や、持参したエコバッグへの商品封入を店員に依頼する際にエコバックを投げつけるように渡す人などの事例が取り上げられている。これらを「レジスターハラスメント」、「レジハラ」として伝えた。
 
 これに連動して、Twitteではレジ袋有無の質問に対して、「いいです」「大丈夫です」といった顧客の言葉が不要を指すのか必要なのかが判断しづらいといった、自らの経験を明かすツイートも多くみられた。これらは日本語の難しさともいえる。

 Twitterでの反応は、レジハラに対する批判、店員への同情がほとんどだった。
 顧客と店員は上下関係ではなく、対等な立場であるといった認識が醸成される環境が整いつつあるのではないだろうか。

 一方で、「レジハラ」がトレンド入りするほど、レジでつらい経験をしたことがある店頭スタッフが多いという事実は見過ごせない。
 顧客のいら立ちには、レジ袋有料化だけでなく、新型コロナウイルス感染症への精神的な負担が尾を引いていることも背景にあるのではないだろうか。
 こうした状況を鑑み、実態の把握や店員スタッフへの精神的なフォロー体制、企業としての対応のマニュアルなどを整備する動きの加速を願いたい。

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