「経済財政運営と改革の基本方針2025」、いわゆる「骨太の方針2025」、新しい資本主義実現会議「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版」、規制改革推進会議「規制改革実施計画」等が閣議決定されたことを受けて、松本吉郎会長が日本医師会の考えを説明した。
その中では、「骨太の方針2025」について、医療機関の経営状況、医療・介護界の賃金上昇や物価高騰等への対応に関して、「日本医師会、医療・介護界の主張にご理解を賜った書きぶりになっている」として、謝意を表明。
その上で、「今回の骨太の方針を確実に実施できるよう、夏の参議院選挙、その後に行われる見込みの秋の令和7年度補正予算編成、さらには年末に向けた予算編成過程における令和8年度診療報酬改定の財源確保が極めて重要になる」との認識を示し、「医療経営の危機を打破するとともに、高齢化、高度化に加え、物価高騰・賃金上昇に対応できるよう、あらゆる機会を通じて、引き続き政府与党に働きかけていく」との考えを示した。
■日本医師会YouTube公式チャンネル
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【日本医師会】骨太方針への見解公表/医療・介護業界の賃金上昇対応などに謝意
【2025.06.19配信】日本医師会は6月18日、「骨太の方針2025」の閣議決定を受けて見解を公表した。また、その会見の模様を公式YouTubeチャンネルで公開した。医療・介護界の賃金上昇や物価高騰等への対応に関して、「日本医師会、医療・介護界の主張にご理解を賜った書きぶりになっている」として、謝意を表明した。
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