「専任薬剤師がオーダーメイド医療サービスを迅速に提供」
クラフトなどを擁するさくら薬局グループはこれまで、訪問薬剤管理指導を専門に担う薬剤師による「在宅医療チーム」を立ち上げてきた。2024年11月現在で10拠点に達した。
「在宅医療を依頼できる薬局が見つからない、安心して依頼できる薬局を探している。こうした声に在宅医療の専任薬剤師が応える」としている。
「在宅医療チーム」は2027年までに20拠点に拡大予定。2025年問題をはじめとする社会課題の解決に向け、「一人ひとりの患者にオーダーメイドな在宅医療の提供を目指し、さくら薬局グループは在宅医療事業をさらに強化してまいります」としている。
同社「在宅医療チーム」は、在宅医療を専門に担当する「専任薬剤師のみ」が所属しているなどが特徴。
在宅療養支援認定薬剤師の資格保有者、在宅医療の経験豊富な薬剤師などが在籍する。
また、管理栄養士と連携し、訪問栄養指導を組み合わせることが可能な拠点もある。
無菌調剤、医師への処方提案、緩和ケアなど、在宅医療に欠かせない医療サービスを、豊富な経験を積んだ薬剤師が提供するとする。
同社は昨年、在宅医療専門部署を立ち上げた。今後、事業の柱として在宅医療への取り組みを一層強化していく方針。
人材育成面では、専門認定薬剤師育成プロジェクトによる認定取得者の拡大、各在宅医療チームでのOJT、社内勉強会など多角的なアプロ―チで質の高い薬剤師を育てる仕組みを構築。在宅療養支援認定薬剤師の在籍人数は2024年10月時点19人で業界ナンバーワン規模だという。
また、在宅医療に必要な高度な設備を有する薬局として「在宅センター」も拡大しており、「在宅チーム」と併せて多様なニーズに応える体制整備を推進していく。