【シンポジウム開催】「地域薬剤師会と行政との連携力」テーマに/薬局団体連絡協議会

【シンポジウム開催】「地域薬剤師会と行政との連携力」テーマに/薬局団体連絡協議会

【2024.11.13配信】薬局関連の4団体が参画する薬局団体連絡協議会は、11月17日にシンポジウムを都内で開催する。テーマに「人口減少社会!試される地域薬剤師会と行政との連携力」を掲げ、厚生労働省 医薬局総務課 薬局地域機能推進企画官の坂西義史氏などを基調講演に招く。


 薬局団体連絡協議会は、次世代薬局研究会、日本コミュニティファーマシー協会、保険薬局経営者連合会、地域医療薬学研究会の4団体が参画している。「薬局が薬物治療および地域のヘルスケアを担うインフラとして貢献する」を共通の理念として掲げて結成した団体で、「国民のための薬局のあり方シンポジウム」を開催してきた。

 今年は11月17日に開催する。メインテーマを「人口減少社会!試される地域薬剤師会と行政との『連携力』」とし、地域で果たすべき薬局の役割を、その基盤とも言える地域薬剤師会と行政との連携から考えるとしている。「人口減少」について、「大したことない」「どうにかなる」といった楽観論的な見方は誤りであるとし、経済社会に与える影響は非常に甚大である事を認識し、薬局・薬剤師会・行政の 3 つの視点から、連携の在り方の方向性を示したい考え。基調講演には厚生労働省から医薬局総務課 薬局地域機能推進企画官の坂西義史氏を迎え、フリーディスカッションも開催する。

 概要は以下の通り。
・主催 : 薬局団体連絡協議会
・大会長 : 一般社団法人 日本コミュニティファーマシー協会 代表 吉岡ゆうこ氏
・テーマ : 人口減少社会!試される地域薬剤師会と行政との『連携力』
・日時 : 2024 年 11 月 17 日(日) (開場 11:30) 開会12:00~17:00
・会場 : 帝京平成大学 中野キャンパス(東京都中野区中野 4-21-2)
※オンライン配信はなく、リアル会場開催のみ。
・参加費: 会員 5,000 円 / 一般 7,000 円 / 学生 無料
・申込: 下記の URL(Peatix)より
URL https://ydrk6th20241117.peatix.com/
※会場参加分は定員になり次第締め切ります

【参加団体】
薬局団体連絡協議会
一般社団法人 保険薬局経営者連合会 代表 山村真一氏
一般社団法人 地域医療薬学研究会 代表 鈴木順子氏
一般社団法人 日本コミュニティファーマシー協会 代表 吉岡ゆうこ氏
一般社団法人 次世代薬局研究会 代表 武政文彦氏


【プログラム】
■各団体活動報告
■特別講演
「地域に必要な薬局・薬剤師機能を発揮するための地域連携のあり方」
(厚生労働省 医薬局総務課 薬局地域機能推進企画官 坂西義史氏)
■アンケート報告
「地域薬剤師会の基本プロフィール調査」結果発表
■特別講演
1「墨田区と墨田区薬剤師会の連携」
(墨田区企画経営室 広報公聴担当報道シティプロモーション担当主査 谷田辺陽介氏/
一般社団法人墨田区薬剤師会副会長 りんご薬局立花店 勝野純子氏)
2「地域に寄り添う薬剤師会の活動 より良い医薬品供給サービスの実現のために」
(一般社団法人 八戸薬剤師会 阿達昌亮氏)
3「一枚岩のドイツ薬剤師会と薬局」
(ドイツ薬局開設者 アッセンハイマー慶子氏)
■ディスカッション

【問合せ先】
薬局団体連絡協議会 事務局
〒216-0007 神奈川県川崎市宮前区小台 2-4-5-401
(一般社団法人 保険薬局経営者連合会 内)
TEL: 044-712-5881 FAX: 044-330-1772
mail: info@yakukeiren.com URL: https://www.yakudanren.org/

この記事のライター

関連するキーワード


薬局団体連絡協議会

関連する投稿


【コロナで薬局が変わろうとしている理由】薬局団体連絡協議会がシンポジウム

【コロナで薬局が変わろうとしている理由】薬局団体連絡協議会がシンポジウム

【2020.10.20配信】複数の薬局の団体が連携して提言と行動を目指す薬局団体連絡協議会は10月18日、都内で「第2回 国民のための薬局のあり方シンポジウム」を開催した。新型コロナウイルス感染症の拡大の中で、デジタルへの対応、公衆衛生への役割強化など、急速に変化している薬局の姿が報告された。背景には受診抑制による患者数減少で経営面では厳しい局面に置かれる中、ともすると、ITを活用した新興勢力による市場競合にさらされるとの危機感がある。


最新の投稿


【東京都・厚労省】11月24日に「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動東京大会」

【東京都・厚労省】11月24日に「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動東京大会」

【2025.10.29配信】東京都薬務課は10月29日に定例会見を開き、令和7年11月24日(月曜日・祝日)13時30分から15時45分まで、令和7年度「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動東京大会」を開催することを説明した。今年は2年に一度の厚労省との共催年で、広い層に関心を持ってもらうため、多彩なタレントを招聘している。


【東京都薬務課】試買で指定薬物検出/前年9品目増の11物品から

【東京都薬務課】試買で指定薬物検出/前年9品目増の11物品から

【2025.10.29配信】東京都薬務課は10月29日、定例会見を開き、試買検査によって11物品から危険ドラッグを検出したことを説明した。9月29日に公表済み。前回公表の昨年11月の検査結果では2物品からの検出であり、薬務課では「11物品からの検出は多く驚いている」としている。今回の結果を受け、今後の試買を適切に行っていく方針。


【敷地内薬局】日医委員、診療所除外規定「削除も含めて検討すべき」/中医協

【敷地内薬局】日医委員、診療所除外規定「削除も含めて検討すべき」/中医協

【2025.10.24配信】厚生労働省は10月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「敷地内薬局」を個別事項として議論した。敷地内薬局を巡っては、令和2年度診療報酬改定において従来から存在する医療モールへの配慮として、「ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」という「ただし書き」で除外規定が設けられていた。しかし昨今、特別な関係のある病院の敷地内にある保険薬局の同一建物に、別途診療所を誘致することで、ただし書きにより、特別調剤基本料Aの対象となることを回避する薬局事例などが問題になっていた。この問題に関連し、日本医師会委員は「ただし書きの削除も含めて検討すべき」と述べた。


【敷地内薬局】日薬「グループ減算含め検討を」/中医協

【敷地内薬局】日薬「グループ減算含め検討を」/中医協

【2025.10.24配信】厚生労働省は10月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「敷地内薬局」を個別事項として議論した。この中で日本薬剤師会(日薬)副会長の森昌平氏は前回改定で答申書付帯意見に落ち着いた敷地内薬局の“グループ減算”について、「敷地内薬局問題の改善が見えないのであればこのグループ減算も含め、あらゆる措置を引き続き検討していく必要があると考える」と述べた。


【日本保険薬局協会】“48薬効”、一定販売実績は3カテゴリーのみ/調査公表

【日本保険薬局協会】“48薬効”、一定販売実績は3カテゴリーのみ/調査公表

【2025.10.23配信】日本保険薬局協会は10月23日、定例会見を開き、「一般用医薬品等の取扱いに係る調査報告書」を公表した。それによると、地域支援体制加算の届出薬局等に求められる「基本的な48薬効群」に関して、1カ月間で販売実績があった割合が30%を超えたのはわずか3カテゴリーに留まったとした。協会では「一律的な備蓄」から、「地域医療のニーズや、薬剤師の専門的な知見に基づき推奨する品目を備蓄する」という、柔軟な仕組みを求めたい考え。


ランキング


>>総合人気ランキング