高裁で一審判決が維持なら弁護側は最高裁へ上告を検討
札幌市のKKR札幌医療センターで敷地内薬局を開設するための公募型プロポーザルで公契約関係競売入札妨害の罪に問われ、一審札幌地裁で懲役6か月、執行猶予2年の判決を言い渡されたアインファーマシーズ元代表取締役社長(アインHD元常務取締役)・酒井雅人被告と同社元取締役・新山典義被告の控訴審初公判が11月12日、札幌高裁(青沼潔裁判長)であった。
控訴審初公判で裁判長は被告の弁護人側が求めた証人尋問などすべてを却下。審理は約10分で終了し、結審。2025年1月28日に判決が言い渡されることが決まった。酒井被告の主任弁護人側は高裁で一審判決が維持された場合は最高裁への上告を検討していることを明らかにした。