【東京都薬剤師会】“夜間・休日リスト“、「間に合った」

【東京都薬剤師会】“夜間・休日リスト“、「間に合った」

【2024.06.07配信】東京都薬剤師会は6月7日、定例会見を開いた。


 会見の中で東京都薬剤師会のホームページで夜間・休日の医薬品提供体制リストを公開したことを報告した。すべての地区薬剤師会の掲載ページがリンクされた。

 都薬会長の髙橋正夫氏は、「間に合ったのかなと」と話し、ほっとしている感触を示した。
 リスト掲載のほかに、掲載料の金額の問題が起きたことも説明し、「地区が混乱しないとよいと思っている」と、若干の心配を残している様子を語った。

 都薬の把握では掲載料が高すぎるところはないようだとした。掲載料は地区薬ごとにばらばらではあるが、高いところで年間“2桁万円”のところもあれば、更新料などは別途にして“1000円”のところもあるなど、一律に比較も難しいとした。

 一方、地区薬が掲載を進める中で、掲載料の問題があとから出てきたことについては「混乱を招くようなことをあとから出してきたような気がしている」(髙橋会長)として、地区薬からも不満は出ていると話した。「ただ、地域での薬剤師会の在りようについてはいろいろなところから言われていること」として向き合っていく姿勢を示した。
 
 足下では都薬の会員が5月に2桁増えた。それまで減少傾向にある中、前月比で開局対象のA会員が10件増えたという。「説明しながら一緒に活動しないかという話になったのではないか」(髙橋会長)と影響があったのではないかとした。薬剤師会とのつながりの意味を感じていただけた面もあるのではないかとした。

この記事のライター

最新の投稿


【基本料1問題】大阪府薬に続き都薬も「断じて反対」表明

【基本料1問題】大阪府薬に続き都薬も「断じて反対」表明

【2025.12.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は12月5日に定例会見を開き、中医協で規模の小さな薬局が該当することが多い「調剤基本料1」の除外範囲を拡大するとの議論について言及。特に大阪府と東京都に該当地域のある「特別区」が名指しされていることについて、都薬会長の髙橋正夫氏は、「大阪府薬が会見で“絶対に許さない”と表明されているが、都薬も同じ考えだ」と話した。


【ドラッグストア協会】かかりつけ薬剤師「在籍年数」延長に反対

【ドラッグストア協会】かかりつけ薬剤師「在籍年数」延長に反対

【2025.12.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定への要望を説明した。かかりつけ薬剤師指導料の要件見直しについても要望した。


【ドラッグストア協会】敷地内薬局「ただし書き」撤廃でも、「新規開局に限定を」

【ドラッグストア協会】敷地内薬局「ただし書き」撤廃でも、「新規開局に限定を」

【2025.12.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定への要望を説明した。敷地内薬局について、施設基準において「ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」という「ただし書き」を削除すべきとの意見が出ていることに対し、撤廃でされたとしても新規開局に限定すべきといった要望を表明した。


【ドラッグストア協会】敷地内薬局「連座制導入」なら「薬局事業撤退せざるを得ない」

【ドラッグストア協会】敷地内薬局「連座制導入」なら「薬局事業撤退せざるを得ない」

【2025.12.05配信】日本チェーンドラッグストア協会12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定要望をを表明した。その中で、敷地内薬局「連座制導入」なら薬局事業から撤退せざるを得ないなどと、強い抵抗感を示した。


【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」

【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」

【2025.12.03配信】日本薬剤師会は12月3日に定例会見を開いた。その場で中医協委員である副会長の森昌平氏は調剤基本料1を取り上げた議論に対して、日薬としては「対応は全く考えていない」と言及した。


ランキング


>>総合人気ランキング