会見の中で東京都薬剤師会のホームページで夜間・休日の医薬品提供体制リストを公開したことを報告した。すべての地区薬剤師会の掲載ページがリンクされた。
都薬会長の髙橋正夫氏は、「間に合ったのかなと」と話し、ほっとしている感触を示した。
リスト掲載のほかに、掲載料の金額の問題が起きたことも説明し、「地区が混乱しないとよいと思っている」と、若干の心配を残している様子を語った。
都薬の把握では掲載料が高すぎるところはないようだとした。掲載料は地区薬ごとにばらばらではあるが、高いところで年間“2桁万円”のところもあれば、更新料などは別途にして“1000円”のところもあるなど、一律に比較も難しいとした。
一方、地区薬が掲載を進める中で、掲載料の問題があとから出てきたことについては「混乱を招くようなことをあとから出してきたような気がしている」(髙橋会長)として、地区薬からも不満は出ていると話した。「ただ、地域での薬剤師会の在りようについてはいろいろなところから言われていること」として向き合っていく姿勢を示した。
足下では都薬の会員が5月に2桁増えた。それまで減少傾向にある中、前月比で開局対象のA会員が10件増えたという。「説明しながら一緒に活動しないかという話になったのではないか」(髙橋会長)と影響があったのではないかとした。薬剤師会とのつながりの意味を感じていただけた面もあるのではないかとした。
【東京都薬剤師会】“夜間・休日リスト“、「間に合った」
【2024.06.07配信】東京都薬剤師会は6月7日、定例会見を開いた。
最新の投稿
日本初のOTC緊急避妊薬「ノルレボ」新発売/第一三共ヘルスケア
【2025.12.18配信】 第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区、社長:内田高広氏)は12月18日、日本初となるOTC緊急避妊薬「ノルレボ」(要指導医薬品)を2026年2月2日(月)に発売すると公表した。価格(メーカー希望小売価格)は1錠 6800円(税込み 7480円)。
【厚労省】長期収載品の選定療養「患者負担2分の1以上」提案/中医協
【2025.12.17配信】厚生労働省は12月17日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、長期収載品の選定療養についてを議題とし、「患者負担2分の1以上」を提案した。
【保険薬局協会】地域加算「基本料1」と「それ以外」で点数・実績要件統一を/次期改定要望
【2025.12.11配信】日本保険薬局協会は12月11日に定例会見を開き、会長の三木田慎也氏が次期調剤報酬改定の要望事項を説明した。調剤基本料に紐づいて区分のある地域支援体制加算について、「基本料1」と「それ以外」での要件や点数を統一することを求めた。
【病院薬剤師会】診療報酬改定議論「期待」/転所時評価などの要望反映で
【2025,12.10配信】日本病院薬剤師会(日病薬)は12月10日に定例会見を開き、厚労省中医協で議論の進んでいる次期診療報酬改定について、期待できるとの見方を示した。日病薬が要望事項に挙げていた転所時の情報共有への評価などが俎上にのっていることなどを評価した。
【2025.12.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は12月5日に定例会見を開き、中医協で規模の小さな薬局が該当することが多い「調剤基本料1」の除外範囲を拡大するとの議論について言及。特に大阪府と東京都に該当地域のある「特別区」が名指しされていることについて、都薬会長の髙橋正夫氏は、「大阪府薬が会見で“絶対に許さない”と表明されているが、都薬も同じ考えだ」と話した。