株式会社セルバが運営する薬剤師専門転職サービス「セルワーク薬剤師」では、自社が保有する求人データ(90,991件求人)をもとに分析を実施、その結果を発表した。
■「セルワーク薬剤師」サイト
https://phama.selva-i.co.jp
調査対象は正社員、年収(下限額)が設定されている求人に限定し、8月17日時点の同社求人サイトに掲載の求人を対象とした。調査求人数は3万1799件。調査方法は求人情報に記載の年収下限額を各都道府県ごと集計し、その平均額で比較した。下限額をベースに計算するため、実際の決定年収額よりも低い可能性が大きいことは前提となる。また、あくまで求人情報の表記上の結果となる。
その結果、年収下限額平均の全国平均は 441万5494円だったという。
都道府県別では以下の通り、トップ1~3位は西日本がランクインした。
1位 山口県(求人数:362) 4,861,464円
2位 長崎県(求人数:344) 4,846,163円
3位 鳥取県 (求人数:105) 4,828,190円
これら上位の県は平均と比較すると40万円以上の差が出ることとなった。
詳細版は以下サイトに記載されている。
https://phama.selva-i.co.jp/blog_phama/5656/
この中では大阪・東京は10位までの上位にはランクインせず、10位の秋田を除きほとんどが西日本の都道府県のランクインとなった。
一方、45~47位も西日本がランクイン。
45位 京都府(求人数:877) 4,223,409円
46位 奈良県(求人数:331) 4,216,949円
47位 徳島県(求人数:170) 4,187,059円

【薬剤師年収】山口県がトップ/求人情報から「下限額」集計/セルバ社調べ
【2023.09.01配信】3万超の薬剤師求人情報を解析した結果、年収下限額が最も高いのは山口県との結果が出たという。株式会社セルバが、自社で運営する薬剤師専門転職サービス「セルワーク薬剤師」(https://phama.selva-i.co.jp/)の求人データをもとに分析を実施したもの。
関連する投稿
コラム【厚労省の薬局大規模調査結果を読み解く】「処方箋1枚の所要時間13分」は処方箋40枚規定を裏付け/要指導薬のない薬局が4割/薬局薬剤師平均給与488万円
【2021.06.07配信】厚生労働省は薬局や病院を対象に業務や勤務実態を調査した結果を公表した。「薬剤師の需給動向把握事業における調査結果概要」で、6月4日に開かれた「第9回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」で示したもの。公表された結果を紐解く。処方箋1枚の所要時間は12分41秒で、処方箋40枚規定を裏付けるものとなっているが、一方で内訳も示されており、それぞれの業務の機械化・効率化によっては40枚以上の処方箋を応需できるという議論が起こる可能性もゼロではない。
最新の投稿
【薬学生】薬局就職者、奨学金利用率は平均上回る39.7%/日病薬
【2025.06.25配信】日本病院薬剤師会は6月25日に定例会見を開き、薬学生の4・5・6年生を対象した調査を行った。その結果、奨学金を利用している学生は33.8%。就職活動終了者921人のうち奨学金の活用者は320人(34.7%)だった。うち、保険薬局への就職者では奨学金の利用率は39.7%で平均を上回っていた。
【2025.06.23配信】クオール薬局等の保険薬局を運営するクオールホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役社長:中村 敬氏、以下クオール)と、KDDI株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長CEO:松田浩路氏、以下KDDI)はローソン店舗にてオンライン服薬指導が受けられる新たなサービスを開始すると公表した。
【2025.06.20配信】日本薬剤師会は6月20日、「経済財政運営と改革の基本方針 2025」及び「規制改革実施計画」等の閣議決定を受けて、見解を公表した。
【日本薬剤師会】「応需義務」の解釈明確化を厚労省に要望へ/カスハラ調査結果受け
【2025.06.19配信】日本薬剤師会(日薬)は6月19日に定例会見を開き、「薬局業務におけるカスタマーハラスメント発生時の対応事例に係るアンケート調査」の結果を説明した。この結果を受け、日薬では応需を拒否することの正当な範囲の明確化を厚労省に求めていく考え。医師においては令和元年に関連の医政局長通知が出ている。薬剤師に関してもそれらにならった形での通知等の発出が想定される。
【2025.06.19配信】厚生労働省は薬価削除品目を報告した。今回報告された薬価削除品目は16品目。