同事業は、薬剤師を取り巻く医療環境の変化や薬剤師の地域偏在、薬学部教育の質保証等の課題に対応するため、大学における、地域の医療ニーズ(へき地医療、在宅医療等)を踏まえた教育プログラムを構築する優れた取組を支援することで、地域で活躍する質の高い薬剤師を養成することを目的としている。
薬剤師養成課程の学部を置く各国公私立大学の学長宛に公募を行った結果、17 件の申請があり、地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援事業推進委員会における審査を踏まえ、4件を選定した。
選定された4件は以下の通り。
1 (区分:国)広島大学(連携大学:島根大学)
連携で地域医療を支える薬学教育の構築 ~中高大接続から大学・行政・病院薬局連携でシームレスに地域を支えるヒロダイ薬学教育拠点~
2 (区分:国)熊本大学(連携大学:崇城大学)
医療デジタル機器・ITを活用し地域医療を改新する薬剤師育成プログラム ~へき地医療崩壊・ 災害医療の問題を抱える南九州・沖縄地域からの次世代薬剤師像の提案~
3 (区分:公) 名古屋市立大学 (連携大学:岐阜薬科大学 静岡県立大学 鈴鹿医療科学大学)
東海地区連携で行う薬剤師不足地域でのアドバンスト実習とそれを活用した薬学生・薬剤師 PBL学習プログラムの構築
4 (区分:公 )山陽小野田市立山口東京理科大学
山口県が抱える薬剤師の地域偏在と在宅医療の問題を解決する先進的な薬剤師養成プログラム
本選定結果は、文部科学省ウェブサイトにも掲載されている。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/2023001_00009.htm

【文科省薬学教育事業】4大学が選定/山口県薬剤師偏在問題解決プログラムなど
【2023.06.28配信】文部科学省は6月27日、「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援事業」について、公募の結果、4件を選定したと公表した。山陽小野田市立山口東京理科大学の「山口県が抱える薬剤師の地域偏在と在宅医療の問題を解決する先進的な薬剤師養成プログラム」などが選定された。
最新の投稿
【2025.06.20配信】日本薬剤師会は6月20日、「経済財政運営と改革の基本方針 2025」及び「規制改革実施計画」等の閣議決定を受けて、見解を公表した。
【日本薬剤師会】「応需義務」の解釈明確化を厚労省に要望へ/カスハラ調査結果受け
【2025.06.19配信】日本薬剤師会(日薬)は6月19日に定例会見を開き、「薬局業務におけるカスタマーハラスメント発生時の対応事例に係るアンケート調査」の結果を説明した。この結果を受け、日薬では応需を拒否することの正当な範囲の明確化を厚労省に求めていく考え。医師においては令和元年に関連の医政局長通知が出ている。薬剤師に関してもそれらにならった形での通知等の発出が想定される。
【2025.06.19配信】厚生労働省は薬価削除品目を報告した。今回報告された薬価削除品目は16品目。
【日本医師会】骨太方針への見解公表/医療・介護業界の賃金上昇対応などに謝意
【2025.06.19配信】日本医師会は6月18日、「骨太の方針2025」の閣議決定を受けて見解を公表した。また、その会見の模様を公式YouTubeチャンネルで公開した。医療・介護界の賃金上昇や物価高騰等への対応に関して、「日本医師会、医療・介護界の主張にご理解を賜った書きぶりになっている」として、謝意を表明した。
【静岡県病院薬剤師会】静岡県立大学薬学部と連携協定/薬剤師の養成と地域医療への貢献で
【2025.06.17配信】静岡県病院薬剤師会(会長:渡邉 学氏)と静岡県立大学薬学部(学部長:吉成浩一氏)は、薬剤師の養成と地域医療への貢献を目的とした連携協定を締結し、2025年6月9日に静岡県立大学にて両代表者が協定書に署名した。