合弁会社設立の背景と目的について次のようにしている。
“
イオン九州は、2021 年度をスタート年度とする中期経営計画において、「九州の成長と暮らしの豊かさ、持続可能な社会づくりに貢献する企業」を目指す姿として、「食の強化(SM 改革)」「非食品分野の専門化(GMS 改革)」「DX 推進」「環境・地域社会への貢献」の取り組みを進めており、総合スーパーや食品スーパー、ディスカウントストア、ホームセンター等の多様な業態を合計 330 店舗(2022 年 6 月1 日現在)展開しております。
一方で、ウエルシアは、「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」を企業理念とし、健康を意識した付加価値の高い商品やサービスの提供を行う「専門総合店舗」を目指し、「調剤」、「カウンセリング」、「深夜営業」及び「介護」を中心とした独自のビジネスモデルによる店舗づくりを行い、関東を中心に北海道から九州地方まで、国内 2,675 店舗(2022 年6月 1 日現在)を展開しております。
今般、イオン九州及びウエルシア(以下「両当事者」)は、生鮮・惣菜を含めたスーパーマーケット運営に関するイオン九州の知見と、調剤薬局の運営を含めたドラッグストア運営に関するウエルシアの知見を相互に共有し、両社の事業を発展的に融合し、双方にとって利益となる新業態の開発と運営を行うことを目的として本合弁会社を設立いたします。これにより、ウィズコロナ、アフターコロナの社会に
おいて、地域の皆さまの「ココロ」と「カラダ」の健康に寄り添い「Well-being(ウェルビーイング)」を実現する新たなビジネスモデルの構築をすすめてまいります。
”
設立した合弁会社の概要は以下の通り。
(1) 名 称 イオンウエルシア九州株式会社
(2) 所在地 福岡県福岡市博多区博多駅南二丁目 9 番 11 号
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 安倍 俊也
(4) 主な事業内容 生鮮・デリカを含む食料品及び医薬品・化粧品・雑貨の販売、調剤薬
局の運営等
(5) 資本金 4 億 50 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2022 年 9 月 1 日
(7) 出 資 比 率 イオン九州株式会社 51%、ウエルシアホールディングス株式会社 49%
イオン九州の概要は以下の通り。
(1) 名 称 イオン九州株式会社
(2) 所 在 地 福岡県福岡市博多区博多駅南二丁目 9 番 11 号
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 柴田 祐司
(4) 主 な 事業内容 衣料品、食料品、住居余暇商品、ホームセンター商品等の小売事業
(5) 資 本 金 48 億 15 百万円(2022 年 2 月 28 日現在)
(6) 設 立 年 月 日 1972 年 6 月 29 日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 イオン株式会社 75.33%
(8) 両当事者 の 関 係 資本関係 記載すべき事項はございません。
人的関係 記載すべき事項はない。取引関係 記載すべき事項はない。
※関連当事者への該当状況:イオン九州及びウエルシアはいずれもイオン株式会社の子会社であり、関連当事者に該当する。
ウエルシアの概要は以下の通り。
(1) 名 称 ウエルシアホールディングス株式会社
(2) 所在地 東京都千代田区外神田二丁目2番 15 号
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 松本 忠久
(4) 主な事業内容 調剤併設型ドラッグストアチェーンの運営を行う子会社及びグループ会社の経営管理等
(5) 資本金 77 億 36 百万円(2022 年 2 月 28 日現在)
(6) 設 立 年 月 日 2008 年 9 月 1 日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 イオン株式会社 50.54%
なお、今回の件による両当事者の 2023 年2月期業績に与える影響は軽微であるが、今後の取組み状況により業績に与える影響が生じる場合には、速やかに告知する予定。

【イオン九州とウエルシアHD】合弁会社「イオンウエルシア九州」設立/食品と調剤融合した新業態開発/2030年までに200店舗、1800億円目指す
【2022.09.01配信】イオン九州(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長:柴田 祐司氏)とウエルシアホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本 忠久氏)は、9月1日付けで合弁会社「イオンウエルシア九州」を設立したと公表した。出資比率は、イオン九州51%、ウエルシアホールディングス49%。同日会見した両社は、まずは福岡県で出店し、九州エリアへの出店拡大を図る方針を示した。「最低でも2030年までに200店舗、1800億円を目指したい」との考え。生鮮・デリカと調剤を発展的に融合した新業態の開発を行うとした。
関連する投稿
【ウエルシアHD】調剤、地域⽀援体制加算の経過措置終了も粗利率維持/各種加算の取り組みにより
【2023.07.10配信】ウエルシアホールディングスは7月10日、2024年2月期 第1四半期連結業績(2023年3月1日~2023年5月31日)を公表した。調剤報酬においては地域支援体制加算の経過措置の終了があったが、同社調剤事業では、各種加算の取り組みにより粗利率は維持したという。
【2023.05.08配信】ウエルシアホールディングスは5月8日、コロナ5類移行後も検査立会を継続するとリリースした。
【ウエルシアHD】新中計公表/26年2月期に売上30%増の1兆5000億円目標/調剤売上構成比25%目指す
【2023.04.10配信】ウエルシアホールディングスは4月10日、2023年2月期(2022年3月1日~2023年2月28日)の決算説明会を開催。足下の決算概況のほか、新中期経営計画を公表した。
【2023.02.17配信】ウエルシアホールディングスは2月17日、同日開催の取締役会において、⼦会社であるウエルシア薬局の代表者異動について決議したと公表した。
【配送車両やCO2削減へ】ウエルシアとツルハ、青森県で共同配送開始
【2022.10.25配信】ウエルシア薬局擁するウエルシアグループと、ツルハ薬局擁するツルハグループは、物流課題解決とCO2排出量削減のため、青森県下北エリアにおいて共同配送を開始すると公表した。
最新の投稿
【市民団体】緊急避妊薬OTC化の試験的運用で要望書を厚労省に提出/染矢代表「調査が条件課す根拠に使われないか、非常に危惧している」
【2023.11.28配信】適切かつ安全に緊急避妊薬にアクセスできる社会の実現を目指す「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト」は11月28日、「緊急避妊薬OTC化の試験的運用の周知、及び迅速かつ全面的なOTC化実現を求める要望書」を厚生労働省に提出した。厚労省は医薬局医薬品審査管理課長の中井清人氏が受け取った。同日、試験的運用が開始されたことを受けたもの。
【日本薬剤師会】「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」HP公開/都道府県別対応薬局リストも閲覧可能
【2023.11.28配信】日本薬剤師会は11月28日、「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」に関する一般向けのホームページを公開した。同日から同事業が開始されることに合わせたもの。
【医療保険者団体】診療報酬改定要望を武見厚労相に提出/薬価改定では「市場実勢価格引き下げ分は国民に還元を」
【2023.11.27配信】健康保険組合連合会、国民健康保険中央会、全国健康保険協会、全日本海員組合、日本経済団体連合会、日本労働組合総連合会の6団体は連名で、武見敬三厚生労働大臣宛てに「令和6年度診療報酬改定に関する要請」を提出した。
【日本薬剤師連盟】薬剤師議員懇談会開催/賃金上昇への改定財源を改めて訴える/加藤勝信前厚生労働相など参席
【2023.11.27配信】日本薬剤師会は11月27日、自由民主党薬剤師問題議員懇談会総会を開催した。年度の会計報告を含めた総会を実施するとともに、改めて薬局が物価高騰・賃金上昇に対応するために必要な診療報酬改定財源の確保などを直接、国会議員に求めた。
【2023.11.27配信】東邦ホールディングスで長く経営トップとして活躍してきた濱田矩男最高顧問が死去した。83歳。