橋場氏は7月11日にとりまとめを公表したWGを振り返り、「半年という短い期間で幅広な議論があり、まだまだ検討しなければいけないことが残っている」と話した。
その上で、「薬剤師として積極的に進めること、拙速に進めてはいけないところ、これは受け入れられないということがあった。その中で、基本的な考え方は医薬品の安全がしっかり保たれた上で対人業務が拡充されることがテーマだったと思う。その手段として調剤業務の一部外部委託をしてはどうかという検討がされている。あくまで手段の1つで検討されている。気を付けないといけないのは、対人業務拡充のためであって、お金儲けの手段になることがないように進められるべきだと考えている」と話した。
【日本薬剤師会橋場常務理事】薬剤師WG振り返る/外部委託、「お金儲けの手段にならないように」苦言
【2022.07.13配信】日本薬剤師会(日薬)は7月13日に定例会見を開いた。この中で、常務理事の橋場元氏が「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」(WG)を振り返った。敷地内薬局や地域医薬品提供計画などにおいて日薬の提言が一部取り入れられていることについては評価できる部分もあるとする一方、外部委託が検討されることについては「対人業務の拡充があくまで目的。お金儲けの手段にならないように」と苦言を呈した。
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