【大阪府のアピス薬局】ロッカーによる処方箋薬受け渡し開始

【大阪府のアピス薬局】ロッカーによる処方箋薬受け渡し開始

【2022.01.17配信】関西を中心に52店舗の調剤薬局を展開するアピスファーマシー(本社:大阪市北区、代表取締役:川越美香氏)は、アピス薬局千里中央店にて、処方薬をロッカーで受け取れるサービスを2022年1月12日(水)より開始した。スマートコインロッカーを手掛ける株式会社SPACER(本社:東京都中央区、代表取締役:田中 章仁氏)が販売する処方薬受取専用ロッカーを導入したもの。


 薬局での対面による薬の受渡しは、薬剤師と利用者の双方に新型コロナの感染リスクが生じたり、待ち時間が長いと店内が三密になりやすいといった課題を抱えている。
 本事業は、患者が処方箋を提出し、薬剤師による服薬指導を受けた後、直接薬剤師からではなくスマートロッカ ー『SPACER』を使用して薬を受け取る仕組みを構築し、非対面でのお薬の受渡しを行うもの。

 将来的には オンラインでの処方箋の提出、オンラインでの服薬指導等にも同スキームで拡張していき、With/Afterコロナ時代における、薬局・ 患者双方にとっての『新たなお薬の受渡し』・『患者様の利便性向上』の実現を目指すとしている。

 アピス薬局千里中央店は、商業施設「SENRITO よみうり」の3階に位置する大型調剤薬局。
 子ども連れから働く世代までさまざまな人が利用している。

 今回、SPACER社のロッカーを導入することで、薬局閉店時間の朝7:30~9:00、夕方19:00~23:00、日曜・祝日の7: 30~23:00の間にも患者の都合のいい時間に受け取ることが出来るようになる。なお、23:00~翌7:30は商業施設自体が閉館中のため利用できない。
 薬を待つ間にSENRITOよみうり内で買い物をすることや仕事終わりにロッカーで受け取ることなど患者の ライフサイクルに合わせた利用が可能になるとしている。

 アピス薬局は今後も患者がより便利にご利用いただける薬局づくりを目指すとしている。

 事業内容は以下の通り。
・実施店舗:アピス薬局 千里中央店(大阪府豊中市新千里東町1-1-3 SENRITOよみうり3階)
・サービス開始日 2022年1月12日(水)
・利用方法
1.店舗に処方箋を提出
2.服薬指導を受ける
3.窓口にて精算
4.店舗で薬の準備ができロッカーに預け入れた段階で患者のスマホに通知とロッカーの解除キ(URL)が届く
5.患者がこ都合の良い時間にロッカーを開けて薬を受け取る
・受取可能時間:7:30~23:00(SENRITOよみうりの営業日・営業時間に準ずる)
・利用料金:無料
・設置台数:1台(10口)

 株式会社 SPACERの概要は以下の通り。
 「送る、受け取る、予約する」をコンセプトに、スマートロッカーを販売・運営するスタートアップ企業。SPACER(スペースアール)というブランドで国内最安値でスマート化したコインロッカーも提供している。設立年:2016 年 7 月。代表取締役社長:田中章仁氏。所在地:東京都中央区京橋 1-3-2 iKat 京橋 906 号室。事業内容:SPACER(スペースアール)の運営、販売。資本金:1億3742万円
URL: https://company.spacer.co.jp/

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