M&Aによる店舗数増は96店舗
ウエルシアホールディングスの2021年2月期第2四半期の連結業績(2020年3月1日~2020年8月31日)は、売上高4766億5600万円(前年同四半期比+11.5%)、営業利益264億8100万円(同+44.0%)、経常利益278億8600万円(同+42.0%)、純利益173億円(同+45.9%)だった。
この期間は営業時間短縮やチラシなどの販促活動の一時停止など、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、感染症予防対策商品や食品等の需要増により物販売上は順調に推移。調剤についても薬価改定の影響があったものの、調剤併設店舗の増加(8月末現在1,511店舗)により、既存店の売上高は好調に推移した。
M&Aによる店舗数増は96店舗。2020年3月1日付で、高知県を地盤とする株式会社よどや(24店舗)を株式取得により子会社化。6月1日付で群馬県を中心に店舗展開する株式会社クスリのマルエ(59店舗)を株式追加取得により子会社化した。7月1日付で愛媛県を中心に調剤薬局を展開する株式会社ネオファルマー(10店舗)、株式会社サミット(3店舗)を株式取得により完全子会社化した。
グループ全体の出退店は、58店舗の出店、9店舗の閉店で、当期末の同社グループの店舗数は2,157店舗となった。
「食品」が最も伸び大きく+17.7%
商品の品目別売上高では、化粧品をのぞいて概ね10%超の伸びがみられた。
前年同期比の伸びは高い順に。「食品」117.7%、「医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品」114.3%、「家庭用雑貨」112.5%、「調剤」111.9%だった。「化粧品」98.9%で前年割れだった。
また、第2四半期決算の上振れを受けて、通期業績予想を上方修正した。
通期業績予想は、売上高9541億円(前期比+9.9%)、営業利益433億円(同+14.5%)、 経常利益462億円(同+14.5%)、純利益 253億円(同+11.0%)。
前回4月8日に公表していた業績予想との差異は売上高+2.0%、 営業利益+11.6%、経常利益 +10.8%、純利益 +10.0%。