【商業動態統計速報】8月のドラッグストア+9.1%と好調。ヘルスケア用品が+42.2%。ビューティは−9.2%

【商業動態統計速報】8月のドラッグストア+9.1%と好調。ヘルスケア用品が+42.2%。ビューティは−9.2%

【2020.09.30配信】経済産業省が公表した商業動態統計速報2020年8月分によると、ドラッグストア販売額は6417億円、前年同月比で+9.1%と好調だった。商品別では「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が著しく伸びており、+42.2%。一方、ビューティーケア(化粧品・小物)が−9.2%と、商品別で唯一マイナスとなった。


 経済産業省が公表した商業動態統計速報によると、2020年8月分のドラッグストア販売額は6417億円、前年同月比で+9.1%と好調だった。
 商品別では「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が著しく伸びており、+42.2%。
 一方、ビューティーケア(化粧品・小物)が−9.2%と、商品別で唯一マイナスとなった。

ドラッグストア販売額の動向

「緩やかに持ち直している小売業販売」と分析

 8 月分の小売業販売額(税込み)を指数化し、季節調整を行った指数水準(2015 年=100)は 103.2 となり、季節調整済指数前月比は 4.6%の上昇となった。前月比を業種別にみると、機械器具小売業が 8.9%の上昇、飲食料品小売業が 1.1%の上昇となった。
 また、季節調整済指数の後方 3 か月移動平均における 8 月の指数水準は101.4 となり、前月比は 4.8%の上昇となった。
 これらを踏まえて、同省では「緩やかに持ち直している小売業販売」と分析している。

小売業 季節調整済指数は103.2となった

プラスはスーパー、家電、ホームセンター。百貨店とコンビニはマイナス

 そのほかの業態では、百貨店が−21.3。
 スーパーが+5.6%。
 コンビニエンスストアが−5.6%。
 家電大型専門店が+9.5%。
 ホームセンターが+12.4%。
 
 8月で伸びが最も大きかったのはホームセンターだった。

この記事のライター

関連するキーワード


経済産業省 商業動態統計

関連する投稿


【経済産業省RFID実証実験報告会】経産省ルールづくりに意欲/コスト負担の在り方視野か

【経済産業省RFID実証実験報告会】経産省ルールづくりに意欲/コスト負担の在り方視野か

【2021.03.18配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は3月17日、経済産業省と共にRFID(電子タグ)の実証実験報告会を開催した。RFIDによる効率化の検証や課題の抽出などを行っていたもの。この中で、ドラッグストア関係者からは受益者の応分負担は必要としつつもサプライチェーン全体の効率化に向けて国の対応を求める声も出た。これに対し経産省は、「ルールづくりや旗振りが役割」と述べ、まずはルール作りで役割を果たしていく方針を示した。オンラインで開催中の「第21回JAPANドラッグストアショー」上で開かれたもの。


最新の投稿


【保険薬局協会】地域加算「基本料1」と「それ以外」で点数・実績要件統一を/次期改定要望

【保険薬局協会】地域加算「基本料1」と「それ以外」で点数・実績要件統一を/次期改定要望

【2025.12.11配信】日本保険薬局協会は12月11日に定例会見を開き、会長の三木田慎也氏が次期調剤報酬改定の要望事項を説明した。調剤基本料に紐づいて区分のある地域支援体制加算について、「基本料1」と「それ以外」での要件や点数を統一することを求めた。


【病院薬剤師会】診療報酬改定議論「期待」/転所時評価などの要望反映で

【病院薬剤師会】診療報酬改定議論「期待」/転所時評価などの要望反映で

【2025,12.10配信】日本病院薬剤師会(日病薬)は12月10日に定例会見を開き、厚労省中医協で議論の進んでいる次期診療報酬改定について、期待できるとの見方を示した。日病薬が要望事項に挙げていた転所時の情報共有への評価などが俎上にのっていることなどを評価した。


【基本料1問題】大阪府薬に続き都薬も「断じて反対」表明

【基本料1問題】大阪府薬に続き都薬も「断じて反対」表明

【2025.12.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は12月5日に定例会見を開き、中医協で規模の小さな薬局が該当することが多い「調剤基本料1」の除外範囲を拡大するとの議論について言及。特に大阪府と東京都に該当地域のある「特別区」が名指しされていることについて、都薬会長の髙橋正夫氏は、「大阪府薬が会見で“絶対に許さない”と表明されているが、都薬も同じ考えだ」と話した。


【ドラッグストア協会】かかりつけ薬剤師「在籍年数」延長に反対

【ドラッグストア協会】かかりつけ薬剤師「在籍年数」延長に反対

【2025.12.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定への要望を説明した。かかりつけ薬剤師指導料の要件見直しについても要望した。


【ドラッグストア協会】敷地内薬局「ただし書き」撤廃でも、「新規開局に限定を」

【ドラッグストア協会】敷地内薬局「ただし書き」撤廃でも、「新規開局に限定を」

【2025.12.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定への要望を説明した。敷地内薬局について、施設基準において「ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」という「ただし書き」を削除すべきとの意見が出ていることに対し、撤廃でされたとしても新規開局に限定すべきといった要望を表明した。


ランキング


>>総合人気ランキング