経済産業省が公表した商業動態統計速報によると、2020年8月分のドラッグストア販売額は6417億円、前年同月比で+9.1%と好調だった。
商品別では「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が著しく伸びており、+42.2%。
一方、ビューティーケア(化粧品・小物)が−9.2%と、商品別で唯一マイナスとなった。
ドラッグストア販売額の動向
「緩やかに持ち直している小売業販売」と分析
8 月分の小売業販売額(税込み)を指数化し、季節調整を行った指数水準(2015 年=100)は 103.2 となり、季節調整済指数前月比は 4.6%の上昇となった。前月比を業種別にみると、機械器具小売業が 8.9%の上昇、飲食料品小売業が 1.1%の上昇となった。
また、季節調整済指数の後方 3 か月移動平均における 8 月の指数水準は101.4 となり、前月比は 4.8%の上昇となった。
これらを踏まえて、同省では「緩やかに持ち直している小売業販売」と分析している。
小売業 季節調整済指数は103.2となった
プラスはスーパー、家電、ホームセンター。百貨店とコンビニはマイナス
そのほかの業態では、百貨店が−21.3。
スーパーが+5.6%。
コンビニエンスストアが−5.6%。
家電大型専門店が+9.5%。
ホームセンターが+12.4%。
8月で伸びが最も大きかったのはホームセンターだった。