9月9日の定例会見で日本薬剤師会(日薬)副会長の原口亨氏が各種SNSの日薬公式アカウント開設について説明した。
原口副会長は、開設済みの公式アカウントは、 X(旧Twitter)、Instagram、Facebookであるとした。
Facebookはすでに開設していたFacebookページがあったが、10年以上前に開設されたもので運営が止まっていると状況を説明し、削除の上、新規で開設をしたとした。
発信する情報に関しては、会員である薬剤師向けの他、国民向けも想定する。
原口副会長「“自分ごと”として捉えていただくには自分の意見が反映されたという経験が必要」
こうしたSNSアカウント開設の背景について記者から質問が出ると、原口副会長は、これまでSNSでの発信がなかったと指摘。日薬の一般の会員に向けても日薬としてリーチする手段が現在は会員アプリなどに限られているとした。
その上で、原口副会長は、「そもそも日本薬剤師会の活動について本当に我々の会員の本質である個々の薬剤師の方々に伝わっているのか。おそらく伝わっていない」と課題意識を示した。「都道府県薬剤師会経由で、もちろん発信される内容もあるが、行政から発信された通知の伝達も多く、我々、日本薬剤師会の日常的な活動が伝わっていない。こうした課題について考えた中で、各委員会を含めて、こういう活動をしているよ、ということを定期的に発信していきたい」(原口副会長)。
中でも原口副会長は“皆さんの協力が必要だという内容も含めて発信をしていく”という構想を吐露。東京都薬剤師会では会作成のポスターについてSNSを介して意見を募る試みなどを開始しているが、こうした参加意欲を喚起する試みも視野にあるかとの記者からの質問に対しては、原口副会長は「上手なエンゲージメントを高めるための仕組みをやられていると思っている。“自分ごと”として捉えていただくには、やはり、参加して、自分の発言、自分の意見がいろんなことに反映されたという経験が必要。そうでないと、参加へのモチベーションは維持できない。そのための最初のつながりのチャネルはSNSであり、特に私はXだと思っているが、会員・非員関係なく、多くの薬剤師の方とつながるチャネルを開いた趣旨は、まさにそういうところだと思う」と述べた。
薬剤師の職能を広く国民に知ってもらうことを含め、国民に貢献する取り組みのプロセスの一部という捉え方で進める方針を示した。