KKR札幌医療センターの敷地内薬局整備を巡り、アインファーマシーズの元代表取締役社長と元取締役が公契約関係競売入札妨害の罪に問われ、1審有罪、2審無罪となり札幌高検が上告していた裁判で、最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は9月7日午後3時から弁論を開いた。
2審の無罪判決では、医療センター側による公募型プロポーザルが審査項目の優劣基準・配点が非公開で、採点も選定委員の裁量に依存しており、入札に等しい客観性が欠如していたと断じたことについて、検察は「(応募者側は)一定の経験則で予測可能だった。採点者側も審査項目に基づき何が最善かを多角的・複合的に判断していた」などの主張を展開した。
一方、元取締役の主任弁護人は、公契約関係競売入札妨害罪を定めた刑法96条の6は、その成立過程から随意契約の1種である公募型プロポーザルの適応範囲外で、1審の有罪判決が罪刑法定主義(法律に明文化されていない事例を犯罪として処罰することを禁じる概念)に反していると主張。元代表取締役の主任弁護人も医療センターによる公募型プロポーザルは価格競争を前提とした入札よりも多くの条件を有しており「もはや裁量に基づく交渉とさえ言える」と述べた。
弁論は約40分で終了。判決日は後日決定・公表される。
【アイン敷地内薬局裁判】最高裁弁論開かれる
【2026.09.07配信】KKR札幌医療センターの敷地内薬局整備を巡り、アインファーマシーズの元代表取締役社長と元取締役が公契約関係競売入札妨害の罪に問われ、1審有罪、2審無罪となり札幌高検が上告していた裁判で、最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は9月7日午後3時から弁論を開いた。(ジャーナリスト・村上和巳)
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