【調剤外部委託】範囲は「一包化した薬剤と同一時点での服薬の薬剤」含める/厚労省方針

【調剤外部委託】範囲は「一包化した薬剤と同一時点での服薬の薬剤」含める/厚労省方針

【2026.04.15配信】厚生労働省は4月15日、「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」を開き、調剤業務の一部外部委託の範囲に関して、「一包化した薬剤と同一時点での服薬を前提とした他の薬剤を組み合わせる作業」について含める方針を示した。


 改正薬機法で、調剤業務の一部について委託を認める。認めるのは「特定調剤業務」とし、「調剤の業務のうち当該業務に著しい影響を与えない定型的な業務として政令で定める業務」とされている。
 これまでの議論では、「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」とりまとめで、その範囲について「当面の間、一包化(直ちに必要とするもの、散剤の一包化を除く)とすることが適当」とされていた。
 
 一方、同検討会では特区での実証実験の結果を踏まえ、範囲等の再検討の議論を進めていた。

 同日の検討会で事務局は、一包化(計量による調製を含むものを除く)以外に、「同一処方箋で一包化されないその他の薬剤(一包化指示のある処方箋と同一の処方箋で一包化されない薬剤)のうち、一包化した薬剤と同一時点での服薬を前提とした他の薬剤を組み合わせる作業」も認める方針を示した。 
 具体的には、一包化した被包に散剤・顆粒剤の分包された製品や吸湿性等の問題で一包化できない錠剤・カプセル剤をテープ等でとめる作業を想定する。
 
 在宅医療を想定した「その他の薬剤の取りそろえ作業」、例えば湿布、軟膏、点眼剤、注射剤等についても含めるべきとの意見もあったが、それについては含めない方針。
 
 「その他の薬剤の取りそろえ作業」を含めない理由としては、様々な薬剤があるため定型化し得るかどうか実証されておらず、対物業務の効率化に繋がるか現時点では不明であることを挙げた。

 ただし、特区での実証やその他エビデンスの取得が行われた場合には、その結果を踏まえて外部委託の是非を検討するとした。

この記事のライター

最新の投稿


【調剤外部委託】範囲は「一包化した薬剤と同一時点での服薬の薬剤」含める/厚労省方針

【調剤外部委託】範囲は「一包化した薬剤と同一時点での服薬の薬剤」含める/厚労省方針

【2026.04.15配信】厚生労働省は4月15日、「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」を開き、調剤業務の一部外部委託の範囲に関して、「一包化した薬剤と同一時点での服薬を前提とした他の薬剤を組み合わせる作業」について含める方針を示した。


【薬局の倒産】2年連続で最多更新、8割が小規模/帝国データバンク

【薬局の倒産】2年連続で最多更新、8割が小規模/帝国データバンク

【2026.04.13配信】株式会社帝国データバンクは「調剤薬局」の倒産発生状況について調査・分析を行った。それによると、2025年度に発生した「調剤薬局」の倒産(負債1000万円以上、法的整理)は30件にのぼった。前年度の29件を上回り、2年連続で最多を更新した。このうち8割超が資本金1000万円未満と小規模。特に、大手ドラッグストアの進出や、近隣の病院・クリニックの閉院といった影響を強く受けた「門前型」の調剤薬局で苦境が鮮明となっているという。


【日本保険薬局協会】「薬局・薬剤師ビジョン 2040」策定・公表

【日本保険薬局協会】「薬局・薬剤師ビジョン 2040」策定・公表

【2026.04.09配信】日本保険薬局協会は4月9日、定例会見を開いた。この中で、「薬局・薬剤師ビジョン 2040」を策定したことを報告した。


【医療機関等経営状況】臨時調査実施へ/令和9年度診療報酬制度の調整で

【医療機関等経営状況】臨時調査実施へ/令和9年度診療報酬制度の調整で

【2026.04.08配信】厚生労働省は4月8日に中央社会保険医療協議会(中医協)を開いた。この中で「令和8年度医療機関等の経営状況に係る臨時調査」の実施について提案した。


【東京都薬剤師会】JACDS・NPhAと医薬品提供体制強化事業で連携

【東京都薬剤師会】JACDS・NPhAと医薬品提供体制強化事業で連携

【2026.04.03配信】東京都薬剤師会は4月3日、定例会見を開いた。この中で、医薬品提供体制強化事業において日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)および日本保険薬局協会(NPhA)と連携することを説明した。


ランキング


>>総合人気ランキング