【ツルハ・ウエルシア】12月に経営統合へ/調剤店舗網「業界トップクラス」に

【ツルハ・ウエルシア】12月に経営統合へ/調剤店舗網「業界トップクラス」に

【2025.04.11配信】ツルハホールディングスとウエルシアホールディングス、イオンの3社は4月11日に会見を開き、ツルハホールディングスとウエルシアホールディングスの経営統合に関する株式交換契約を締結したと公表した。これにより当初の統合時期のメドを2年前倒しし、今年12月にも両社は経営統合する見通し。調剤事業に関しては、調剤店舗網「業界トップクラス」になる。


調剤売上高はスギ薬局の3747億円を抜き、3828億円と業界トップに

 ツルハホールディングス社長の鶴羽順氏は、調剤事業について、統合で「業界トップの調剤店舗網を実現することができる」と述べた。
 さらに、既存事業の強化や新規事業展開により売り上げの拡大を目指すとともに3社間で調剤業務のオペレーションやノウハウを共有、地域ごとの調剤戦略の最適化を通じて既存事業の売上増加、もしくはコスト削減が実現できるとした。

 また、デジタル化やIT活用でも調剤業務の効率化やコスト削減は可能としたほか、社会課題解決に向け、関係各所とも連携し、地域への健康サポートに注力する考えを示した。

 調剤事業に関しては、現時点ではI&Hを買収したスギ薬局が3747億円と業界トップ。
 ツルハとウエルシアが統合すると、調剤売上高は3828億円になると示し、業界1位の調剤事業規模となる。

この記事のライター

最新の投稿


【補正予算_閣議決定】薬局は最大23万円を支援/医療・介護等支援パッケージで

【補正予算_閣議決定】薬局は最大23万円を支援/医療・介護等支援パッケージで

【2025.11.28配信】政府は11月28日、2025年度補正予算案を閣議決定した。厚生労働省は「医療・介護等支援パッケージ」のうち、賃上げ・物価上昇に対する支援 として、5341億円(賃上げ1,536億円・物価上昇3,805億円)を計上。薬局には最大23万円を支援する。


【中医協_調剤その2】地域支援体制加算“都市部以外”での実績要件緩和を示唆

【中医協_調剤その2】地域支援体制加算“都市部以外”での実績要件緩和を示唆

【2025.11.28配信】厚生労働省は11月28日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「調剤その2」をテーマとした。この中で、事務局は地域支援体制加算“都市部以外”での基準緩和を示唆する資料を提示した。


【中医協_調剤その2】“地域別”の薬局損益率を提示/特別区の薬局で損益率高く

【中医協_調剤その2】“地域別”の薬局損益率を提示/特別区の薬局で損益率高く

【2025.11.28配信】厚生労働省は11月28日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「調剤その2」をテーマとした。この中で、事務局は“地域別”の薬局損益率を提示。特別市で損益率が高いことを示した。


【中医協_調剤その2】「基本料2」の薬局、損益率・額高いとの分析

【中医協_調剤その2】「基本料2」の薬局、損益率・額高いとの分析

【2025.11.28配信】厚生労働省は11月28日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「調剤その2」をテーマとした。この中で、事務局は「基本料2」の薬局で損益率・額が高いとの分析結果を示した。通常、損益の高い結果が出た際には適正化が行われることが多い。


【中医協_調剤その2】「集中率85%超の基本料1」の薬局、「GE加算3」多く

【中医協_調剤その2】「集中率85%超の基本料1」の薬局、「GE加算3」多く

【2025.11.28配信】厚生労働省は11月28日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「調剤その2」をテーマとした。この中で、事務局は「集中率85%超の調剤基本料1」の薬局に焦点を当てた。「集中率が高い薬局ほど備蓄品目数が少ないにもかかわらず、他の加算より高い点数の後発医薬品体制加算3を算定していた」とした。


ランキング


>>総合人気ランキング