【日本薬剤師会_臨時総会】役員選挙について一般質問

【日本薬剤師会_臨時総会】役員選挙について一般質問

【2024.03.10配信】日本薬剤師会は3月10日に第103回臨時総会を開いた。2日目となる同日は、一般質問があった。


 一般質問(香川県)からは「役員選挙」について質問があった。

 役員候補者に関して、同じ質問に対して候補者が回答するような公開討論会やYouTubeでの公開をしてほしいというもの。回答は今回の会長候補者選挙への立候補者に求めた。

 この質問に、まず安部好弘氏は、「SNSなどでは一般に広く拡散してしまうこともあるので検討の余地がある」とした上で、「候補者同士での議論について逃げも隠れもしない」とし、「どうお知らせするかについては検討する」と述べた。

 田尻泰典氏は、「今、安部さんが言ったことは十分理解するところだが、それについては選挙管理委員会や役員の同意を得た上で、時代的にもyouTubeでの公開はありだと思う」と述べた。「代議員制なので僕ら(候補者)を知ってほしいこともある」とした。「業界紙が候補者記者会見の全文をネットで掲示していたので、今までよりも舵は切れていると思うけれど、次回以降、会内できちっと整理をしてできれば実行に移せたらと思っている」と述べた。

 岩月進氏は「大賛成だ」と述べた。「代議員の方々は10万人の(日薬)会員の代理として出られていると思う。会員に伝えることは重要だ。YouTube配信もぜひやるべきだと思っている」と述べた。

 こうした答弁に関して山本信夫会長は、「この場は会としての答弁をする場」と釘をさした。役員の私見を述べる場ではないため、質問、回答それぞれについて問題があるとの見方を示した。
 一方、公開討論会については、「趣旨については承る」と述べた。

この記事のライター

最新の投稿


【厚労省】“研究用”抗原検査キット、薬機法で取り締まりの方向/該当性判断の上

【厚労省】“研究用”抗原検査キット、薬機法で取り締まりの方向/該当性判断の上

【2024.07.25配信】厚生労働省は7月25日に「厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催し、体外診断用医薬品の特性を踏まえた制度の見直しについて議論した。その中で「研究等の医療以外の用途を標榜する試薬の提供業者への対応」を議題とした。


【日薬】オーバードーズ問題でマニュアル作成を検討中

【日薬】オーバードーズ問題でマニュアル作成を検討中

【2024.07.24配信】日本薬剤師会は7月24日、都道府県会長協議会を開催した。


【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【2024.07.19配信】厚生労働省は、現在3年間となっている処方箋の保存期間について見直す方針を示した。「第7回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で提示した。診療録の保存期間が5年となっている中、電子処方箋については処方箋を調剤済みとなった日から5年間保存するサービスを提供しているなどの環境変化を挙げている。今後、制度部会で議題とする方針。


【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【2024.07.19配信】薬局DX推進コンソーシアムは7月19日、大阪市から調剤業務一部委託事業の確認通知を受け取ったと公表した。


【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【2024.07.19配信】日本保険薬局協会は7月19日に開かれた厚労省「第7回 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で意見書を提出した。「健康サポート薬局、地域連携薬局、地域支援体制加算届出薬局が描く薬局像は、小異こそあれ、分立させるほどの違いはない」とした。


ランキング


>>総合人気ランキング