会見の中で、記者から緊急避妊薬のスイッチOTC化への見解を問う質問が出た。
武見氏は2022年12月、自民党の「地域で安心して分娩できる医療施設の存続を目指す議員連盟」の会長の立場で、緊急避妊薬のOTC薬化に慎重な対応を求める提言書を当時の加藤勝信厚生労働相に提出していた。提言書の内容には要指導医薬品から一般用医薬品に移行する制度などを問題視し、薬剤師による対面対応の必要性などを指摘していた。
記者から「医薬品販売制度でもそうした方向性で議論が進む中で、こうした条件が整えば、スイッチOTC化に必ずしも反対ではないとの認識でよいか」と質問が出ると、武見新大臣は「非常に重要な課題だと思っている」と述べる一方、「これから大臣の立場としてしっかり検討していきたい」と述べた。
【武見新厚労大臣会見】緊急避妊薬のスイッチOTC化「重要な課題」
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